お月見をする奈落家 | 同人的日常

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奈落家のある暮らし

■キャプション
お月見での奈落家のちょっとした会話劇です。

ほんと、ちょっとした話。

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■まえがき

※ 奈落家のいつもの設定確認

・設定は戦国時代なのに、なぜか現代の要素が入る。

・奈落家の服装は、原作通り。

・奈落さんと分身たち皆、生存していて
人見城に一緒に住んでいる設定です。

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今宵は満月。

人見城の縁側に座って
その月を眺めている奈落とその分身たち。

夜の闇にクリアに映える大きな満月はとても美しい。
涼やかな風も心地良い。
辺りからは秋の虫たちの
軽やかな鳴き声が聞こえる。

奈落の作ったお団子をもぐもぐしている白童子。

「神楽よ。月にはウサギが住んでいるんだぞ」
と奈落。

「へぇ」
何、寝ぼけたこと言ってやがると思ったが、
とりあえず話を合わせうなずいておく神楽。
「ウサギ、ほんとに飼いたいねえ」
とさらに返す。

「犬と違って散歩もしなくて済むだろうしな」
と奈落。

「安いとこだと3000円くらいで
買えるみたいだぜ?」
と白夜。

「誰が世話する…?」
と続ける神無。
飼っても絶対世話しなさそうな神楽を懸念する。

「そうだねえw」
神楽、図星。
絶対に奈落や白夜にとばっちりが来る。

「月のウサギで我慢しろ」
と奈落。

「セーラームーン?w」
と神楽。

「www」
ウケる白夜。

「…w」
神無も。

「/////」
ちょっとはにかむ奈落。

白童子の食べていたお団子がだいぶ減って
人見一家のお月見の夜は更けて行った。

おわり


■あとがき
短い会話劇でしたが、
奈落家がこんな風に何気無い会話をして
秋もほのぼのと平和に過ごしていたら良いなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ほんとにおわりです。