■キャプション
とても平和なかなり短めのお話です。
のんびり過ごす奈落家にほっこりしてもらえればと思います。
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■まえがき
※ 投稿している時点で
季節はもうかなり秋なのですが、
こののんびりする夏のお話を
どうしても書いておきたかったので
UPします。どうかご了承ください。
※ 奈落家のいつもの設定確認
・設定は戦国時代なのに、なぜか現代の要素が入る。
(今回は明らかな現代生活です。)
・奈落家の服装は、一部原作通り。
・奈落さんと分身たち皆、生存していて
人見城に一緒に住んでいる設定です。
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夏の夕暮れ。
人見城の庭園からはひぐらしがカナカナカナと鳴く声が聞こえて来る。
風呂上がりの神楽は寝間着姿で、
火照った体を扇子であおぎながら、
台所で冷蔵庫を開けてマイタンブラーに氷を入れて
麦茶を注いで飲む。
神楽「やっぱり夏は麦茶だねえ♪」
風鈴のリンリーンと言う涼やかな音が響いて来る。
リビングでは、
悟心鬼が扇風機に当たっている。
邪魔だねぇとちょっとイラついた神楽は
リモコンで扇風機のスイッチを切って去って行く。
悟心鬼「ぐぐぐぅ(TT)」
一方、奈落が何かパチッパチッと手を叩きながら
謎の全身運動をしている。
神楽は奈落の野郎、何やってんだ?と思ったが、
白夜がそっとアースノーマットのスイッチを入れて
さりげなく液体ムヒを奈落に手渡すのを見て
合点が行った。
神無と白童子はフカフカのクッションに腰かけて
落ち着いてその様子を見つめながら
一つ50円で買えるスーパーのかき氷の"あか"と"しろ"を
それぞれシャリシャリと食べていた。
獣郎丸と影郎丸は長座布団の上で重なって一緒にうとうとしている。
神楽はそのまま歯磨きをして寝室に向かって行った。
白夜は今日も神楽が自由に何もし出かさなかったことに
内心、ホッとしていた。
その後、白夜は獣郎丸と影郎丸に
寝室に行って眠るように声をかけ、
他の人見一家の者もそれぞれ就寝準備をして
寝室に向かって行った。
リンリーンとまた風鈴が涼やかな音を奏でた。
人見一家の夏の夜は今日も穏やかに更けて行く。
おわり
■あとがき
神楽姐さんがあんまり余計なことをしない平和な回。(良かったw)
こういう粗雑な扱いを受けてこそ、やはり悟心鬼は輝くと思います。
奈落さんは至って真面目な感じなんだけど、
そこにちょっとコミカルな要素あったら素敵だなと思いますw
白夜、本当にめっちゃ気の利く優しい紳士イケメンですよね!
神無と白童子、見た目年齢近いから仲良くしていると良いなぁ。
獣郎丸と影郎丸は仲の良いペットみたいなイメージで書いてます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ほんとにおわりです。