財務会計論理論が一通り終わって、今日から企業法です。

企業法は試験科目の中でも好きな方です。

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それにしても、企業法をやっているとこの勉強はビジネスに繋がるような、繋がらないような不思議な感じがします。

勉強している内容だけ見ると企業内で(特に企画部とか)有用な知識に見えます。

が、そもそも法律面では弁護士がいるわけで。
公認会計士に法律面の支援が十分にできるかと言うとそうでもないと思います。

試験科目を見ても企業法(会社法と金融商品取引法)しか勉強しないので、ビジネス全般の法律的問題に対応するには少し厳しいと思います。

少なくとも民法は知っておきたいし、更にビジネス領域固有の詳細な法律知識も欲しい所です。例えば会社更生法、民事再生法、破産法、あと著作権関連とか。

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最近、企業内で公認会計士が活躍できるようにしようという取り組みが盛んに叫ばれています。
そのためには、財務だけでなく法務面も含めて包括的にサポートできる人材を提供する必要があるのではないでしょうか。





今日は討議資料概念フレームワーク

討議資料と書かれている事からわかるように、会計基準ではなく討議資料です。

ですが、公認会計士試験における重要性は高く、みんな必死で勉強する分野です。

内容はというと、、、

非常に分かりづらいです。
名称から分かる通り、概念が羅列されており具体性がないから、一つ一つの文章をきっちり理解するのが大変です。一つ文章読んでは具体例を一つ思い浮かべて、「なるほどそーいう事か」と腹に落として行かなければなりません。

講義だけ聴いていても何のことかさっぱりわかりません。

この概念フレームワークの中で一番面白いのは、資産・負債アプローチと収益・費用アプローチのハイブリッド構造になっていることでしょうか?(強いて言えばですが。。。)

概念フレームワークは資産・負債の定義から入る事から資産・負債アプローチに準拠した文章と思う人も多いかもしれません。しかし利益観としては純利益を重視している事から収益・費用アプローチにも準拠した概念です。つまり資産・負債アプローチと収益・費用アプローチの両方に立脚したハイブリッド構造なわけです。

僕は、このハイブリッド構造に日本の会計基準の分かりづらさの根源があると考えています。

日本は昔から収益・費用アプローチに立脚して会計理論を構築してきました。
そこに近年IFRSとのコンバージェンスの観点から、資産・負債アプローチの考え方を大量に導入しました。そこに日本の現在の会計基準が非常に難解になっている理由があるような気がします。

日本の会計学者の先生方も諦めてIFRS完全準拠にすればよいのではないでしょうか?
そうした方が日本企業が世界進出した場合にメリットが多いし、何より公認会計士試験受験者も覚える事が減ってうれしいと思うのです。

日本のローカル基準とIFRSの両方を勉強していっぱいいっぱいになるより、IFRS一本に絞って勉強量を削減した上で、英語等の外国語の習得に時間を費やしてグローバルに活躍できる公認会計仕を育成すべきではないでしょうか?






さて、財務会計論の理論です。

何度勉強してもあまり面白くない。。

財務会計/管理会計、制度会計/非制度会計、動態論/静態論など各種会計理論の考え方を勉強するわけですが、ポイントは「利益観」「投資の性質」と思います。

ぎりぎり「利益観」はまだ面白い。

会計上利益の考え方に2種類あります。
1)収益費用アプローチ
2)資産負債アプローチ


収益費用アプローチは文字通り収益と費用の差額を得益とする考え方。収益費用アプローチに基づいた期間利益を純利益と言います。

資産負債アプローチは純資産の変動額を利益とする考え方(資本等取引は除く)。資産負債アプローチに基づいた期間利益を包括利益と言います。

日本では最近まで収益費用アプローチを採用していましたが、近年IFRSとのコンバージェンスとの観点から資産負債アプローチを取り入れています。いわゆる資産・負債を公正価値で評価しようという考え方が日本の会計基準に数多く取り入れられています。

例えば、資産除去債務・減損会計・リース会計・金融商品会計が挙げられると思います。


また、「投資の性質」の考え方もあります。
企業はあらゆるモノに投資をしているのですが、その投資目的によって会計処理を考えようというものです。

企業の投資目的は大きく2つに分けられます。
1)金融投資
2)事業投資

金融投資は、投資資産について売却するのに事業遂行上の制約がなく、時価の変動によって利益の獲得を目指す投資です。

事業投資は、投資資産について売却するのに事業遂行上の制約があり、事業の遂行によって成果の獲得を目指す投資です。

この投資目的によって大きく異なるのは、資産評価方法です。

金融投資は時価の変動によって利益獲得を目指すので、資産は時価評価します。そして取得原価と時価の差額は期間損益に計上されます。

事業投資は、事業遂行によって成果獲得を目指すので、あくまで事業価値がポイントになります。つまり「ビジネスを行う事でどれくらい儲かるか」がポイントとなるのです。従って資産単品を時価評価する事はありません。資産は取得原価で評価して、経済的費消に応じて費用化します。つまり資産使った分だけ費用計上しようということです。原価償却費などがその最たる例です。

「投資の性質」による分類は、ともすれば資産評価がポイントなるため、資産負債アプローチに従属した考え方と捉えるかもしれませんが、これは正しくないと思います。
なぜなら、資産評価は「その資産をいくらで評価するか(資産価値評価)」という問題と「その資産が生み出した損益をいつ認識するのか(損益認識)」という問題に分けて考える事ができるからです。

従って、「投資の性質」による分類は、「利益観」の問題と切り離して考えた方がよいと思います。



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なにやら難しい話になってしまいましたが、「利益観」と「投資の性質」の問題は分けて考えようね、という事を話したかったのでした。




ついに購入しました。
Mac Book Air。
11インチ。128G。

何て美しいフォルムなんでしょう。。
何回見ても惚れ惚れしてしまいます。

photo:01



僕はMacが初めてなんですが、キーボードも使いやすいです。打感がすばらしくまたキーボードバックライトも奇麗ですね。これまで14インチ東芝ノートPC使ってましたが、それより使いやすいくらいです。

そしてMac OS X Lion。
これまでと比較して何が変わっているのか知りませんが、マルチタッチジェスチャーいいですね。
2本指、3本指ジェスチャーの楽しさは病み付きになります。

photo:02



apple製品は触る事自体楽しいですよね。
H/WとS/Wが一体となってユーザの使いやすさを作りあげていると感じられます。

今後もガンガン使おうと思わせてくれます。
何ぶん初めてのMacなのでオススメの使い方があれば教えてください。
今週は心機一転、TACの新しいカリキュラムが始まりました。

そして勉強時間は0時間。

0時間。

0時間。

何て言う事でしょう。
全く勉強しませんでした。

ただ12月短答に向けた勉強計画を立て始めました。

今回は以下カリキュラムになりそうです。
絶対実現するぞ。

これまでの短答の状況を考えると企業法と監査論はこれまでの勉強法で問題ないと思うのです。
やはりポイントは財務会計論と管理会計論の計算スピード。
答練とアクセスとトレーニングでどこまでスピードアップを図れるかがポイントになると思います。

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●講義
財務会計論(計算)×6回
財務会計論(理論)×26回
管理会計論×10回
企業法×14回
監査論×15回


●答練
短答基礎答練
短答直前答練


アクセス
財務会計論×10回
管理会計論×10回


>●トレーニング
財務会計論×1回
管理会計論×1回

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今日は税効果会計

聞くだけで吐き気すらする税効果会計

僕はこの会計処理が大嫌いです。きっとこの気持ちに賛同してくれる人はたくさんいるはず。

まず、「ぜいこうかかいけい」という響きがおどろおどろしいです。
何かとても神々しい何かを行うような響きがあるように思うのです。

次に、細かい会計処理がたくさんあるところが嫌いです。

税効果会計というのは、財務会計と税務会計の差を吸収するための会計処理ですから、細かい会計処理が多いと言う事は、財務会計と税務会計の差が多いという事です。

僕はこの点に憤りを感じるのです。

確かに財務と税務では目的が違うため、会計処理に違いがあってもしょうがないのかもしれませんが、もう少し分かりやすいようにならないのでしょうか?

財務会計で費用処理が認められてる箇所は、税務会計でも損金算入認めろよ、と思うのです。

政策上の取り扱いで税務上広く損金算入が認められる場合などはしょうがないかもしれませんが、それ以外の場合なら同じ会計処理をするようにしてもいいのではないでしょうか?

会計士受験生からの悲痛な叫びでした。

この前今年の目標に書いたとおり、最近ダイエットをしています。

筋トレやったり、休日ジョギングしたり、食事制限をしたりしています。

3週間ほどやったので、この前体重測ってみました。

結果はダイエット開始時から1kg増加。。。

1kg増加。

1kg増加。

なぜだろう。運動してるのに、ご飯あんまり食べてないのに。

やっぱり夜遅く飲んでるのお酒が悪いんだろうか。

といいつつハイボール飲みながらブログを書いている夜なのでした。


今日は減損会計

中々めんどくさいけど頻出の分野です。

基本形は以下3ステップになりますが、それぞれに論点があるわけです。

1) 減損の兆候の把握

2) 減損の認識

3) 減損の測定

共用資産やのれんがある場合、経済的耐用年数が20年を超過する場合、主要な資産を買い替えた場合など細かい規定がたくさんあり、すごくめんどくさい分野です。今すぐにでもやめてほしい会計処理と思います。

しかし、
減損会計というのはIFRSへのコンバージェンスの流れに沿った結構大事な考え方に基づいています。
IFRSでは公正価値主義という考え方に基づいて資産・負債の計上額が決まります。これは資産・負債を公正な価値で評価してB/S計上しようよ、という考え方です。(公正価値って何?というのは難しい問題ですが。)

日本では取得原価主義という考え方に基づいて資産・負債の計上額が決まります。これは取得した時の支出額に基づいてB/S計上しようよ、という考え方です。

これまでの日本での会計の考え方との違いがある事を考えても、
減損会計はIFRSの考え方を理解する上でシンボリックな会計処理なんじゃないか、とも思います。

資産・負債を公正価値で評価するための会計処理というのは結構多いですよね?資産除去債務とか退職給付会計とかリース会計とか。

まぁ、いずれにせよめんどくさい会計処理ばかりです。
考え方としては重要だけど、めんどくさい。

皆さんはどうですかね??
今日は持分法。

会計処理の考え方は大体連結会計と同じです。

連結は親子の資産・負債、費用・収益全て合算して不要な部分を消去する方式。
持分法は子の営業活動の中で持分に応じて、親の財務諸表に加算するという方式。
持分法は一行連結と行って、以下仕訳を切って行くんです。


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投資有価証券 ×× / 持分法による投資損益 ××

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いずれにしても数字の出し方は同じです。


そこで、持分法が試験に出そうかというと多分でないと思います。
なぜなら連結会計を出した方が厳密な理解が問えるからです。


そう考えると持分法を全て切って、連結会計だけ勉強すればよいかというと
そういう訳でないと思います。

なぜなら、ジョイントベンチャーの会計処理で持分法の考え方を使うから、です。

うーむ、やはり楽にはなりませんね。

なんか適当なエントリーになってしまいましたが、何だかんだ言って持分法の会計処理も大事なんだということが言いたかっただけなんです。一見すると連結の会計処理も持分法でいいんじゃないか、と思う事もありますが、そうも行かないんですね。

それは、会社の支配権の有無及び連結会計の範囲の問題に関わって来る話なんだと思います。

難しい話はまた今度。





今日も連結の復習してました。

復習なのに。

総合問題時間オーバーの上、単純ミスがちらほら出てしまう。。。

うーむ。

誰か成果連結有りの連結総合問題を効率よく回答するコツを教えてくれないでしょうか?

成果連結の場合、どーしても仕訳をせねばならず、且つF/S作成にあたり集計するのにすごく時間がかかってしまうんです。

下書きに用紙にタイムチャート書いて、成果連結仕訳するところまでは調子いいんです。
が、しかし下書き用紙に書いたものを集計する段になってものスゴく時間がかかってしまう。。。

特に利益剰余金前期末残高とか少数株主持分前期末残高・当期末残高とか最悪です。。。

ふぅぅぅぅ。

悩みは尽きません。

多分合格レベルに達するには今の半分くらいで問題解かないと行けないんだろうなぁ。