場違いにも程がある「ドラクエシリーズの凶悪ザコ」 | KILL YOURSELF

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全国の勇者はどうしのいだか 場違いにも程がある「ドラクエシリーズの凶悪ザコ」

 

 

 ゲームにおいて「初見殺し」とは、プレイヤーにあらゆる意味で衝撃を与える要素です。「ドラゴンクエスト」シリーズには、ザコとは思えない強さで勇者たちを棺桶行きにした「初見殺し」と悪評高い「まもの」が何体も存在しており、多くのプレイヤーが手こずったことでしょう。全国の勇者の皆さんは、どのように対処していたのでしょうか。

 

 高すぎるステータスに「いる場所間違えてるだろ!」と文句をつけたくなる敵として、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』に登場する「じごくのはさみ」は代表的なまものといえるでしょう。

 

「じごくのはさみ」は「イシス」の砂漠周辺に出現する、緑色の蟹のような見た目のまもので、同時期に現れるザコと比べて2倍以上の守備力を有しています。

 

 さらに恐ろしいのが、「じごくのはさみ」はこの桁違いの数値に加え、味方全員の守備力をあげる呪文「スクルト」を群れで連発してくるという点です。こうなると「こうげき」は、「会心の一撃」と、装備品である「どくばり」の急所攻撃以外はまともなダメージが通りません。「スクルトの字列がトラウマ」「ピラミッドにつく前にここで死ぬ」といったように、ネット上を眺めても多くの人が苦い思いをさせられた様子がうかがえます。

 

 攻撃呪文は通用するものの、それなりに頻出するまものであり、戦闘のたびに呪文を連発したくはないというプレイヤー心理を揺さぶってくるところも、記憶に刻まれる要因のひとつでしょう。加えて、こちらの呪文を封じてくる「キャットフライ」と同時に遭遇してしまうと、まともに戦闘することは困難になるため、「こいつにあったら逃げると割り切ってた」と、当時を振り返る声も多く聞かれました。

 

 このように、場違いとしか思えないまものの思い出として、『ドラゴンクエストVI 幻の大地』の「キラーマジンガ」も、名前の挙がる相手でしょう。戦闘前は兵士の姿をしているため、多くのプレイヤーが油断していたのではないでしょうか。

 

「キラーマジンガ」は基本的にクリア後のダンジョンでしか出現しませんが、例外として、中盤にたどり着く海底宝物庫のイベントで戦闘する機会がありました。

 

 その攻撃力は周囲のまものと比べても突出しており、通常攻撃でもこの時期の勇者一行に100から180前後のダメージを与えてきます。HPが低い後衛のパーティメンバーは下手をすると一撃で沈められました。

 

 理不尽とも思える火力のため、「レベルを40くらいまで上げたうえで、賢者とバトルマスターの安定化を信じて戦ったら勝てたよ。それでもめっちゃ苦戦したけど」といった声に聞かれるように、多くのプレイヤーはオーソドックスに、レベルを上げて倒しに行っていたようです。

 

 ほかにも「物理攻撃しかしてこないところを逆手にとって『うけながし』を使ったら勝てた記憶……」という風に「キラーマジンガ」の攻撃力を利用した戦い方が有効だったとか。

 

 初見殺しの規模は時には敵味方関係なく、全員を巻き込みます。『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』の「デビルロード」には、当時、多くのプレイヤーが苦しめられたのではないでしょうか。

 

「デビルロード」は、作中でも屈指の難易度を誇るエリア「ロンダルキア」に出現し、ステータスは特に突出していないものの、自爆呪文「メガンテ」を使用するまものです。

 

『ドラクエ2』における「メガンテ」は、使用すると敵全員を確実に即死させてしまいます。「デビルロード」の行動次第で全滅する可能性があるため、その戦闘は相応の緊張感をともなう、と、勇者の末裔のみなさんが口をそろえる相手です。

 

「こいつは作中屈指の畜生モンスター。マホトーンを使っても『あまい息』やら『炎』で攻撃が止まらないのもキツかった」」「戦ったらほぼ負けの認識でいいたな。相手の顔ぶれに『デビルロード』がいたら逃げの一択」「戦うメリットも低いから逃げるで戦闘開始するのが正解だと思ってた」と、ネット上ではその強さが語り継がれています。

 

 その顔を見ただけで「全滅」を予期させるほど凶悪なまものたち、果たして一度も全滅せずに突破できたプレイヤーはどのくらいいるのでしょうか。リメイク版などで彼らの強さが調整されていたり、対処方法が広まっていたりするのも、強敵たちと激戦を繰り広げた当時のプレイヤーたちのおかげなのかもしれませんね。

 

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 以上、ニュース記事を引用させてもらったが、ここに挙がっているドラクエの“凶悪ザコ”は何れも頷ける。『ドラクエ3』の「じごくのはさみ」は守備力が高い上に「スクルト」を唱えるので、呪文が使えないとどうにもならなくなる。


 それと『ドラクエ2』の「デビルロード」は、モンスターで初めて「メガンテ」を唱えた。ファミコン版の時はメガンテを唱えられる前に文字が赤く変わり、一瞬血の気が引いたものだ。できれば戦いたくなかった。


 ここには挙がっていなかったが、『ドラクエ6』の「エビルワンド」も厄介だ。「こごえる吹雪」を吐くので、複数で現れた時に「フバーハ」を唱えないと全滅は避けられない。また、『ドラクエ7』の「エビルエスターク」は「痛恨の一撃」を繰り出し、HPが400以上ないと即死してしまう。

 

 最後に『ドラクエ3』の「ひとくいばこ」は、初めて遭遇した時は即死させられたのを覚えている。3の時は攻撃力が異常なくらい高かったので、レベルを大幅に上げないと全滅させられるのは目に見えている。