前回の放送でジェラミー自ら黒幕だと大芝居を打ち、辛くも危機を免れたチキュー。今週のキングオージャーは、未曾有の大厄災「神の怒り」の犯人が遂に現れるのであった。
序盤でリタがイシャバーナにて王の証を受け取り、すぐに帰ろうとするとヒメノが「一緒にお茶しましょ」呼び止める。リタは「私は中立だ」と断ろうとするが、ヒメノは「裁判長の中立はお茶の1杯で揺らぐものなの?」と引き止め、一緒にお茶をする事に。
ギラはジェラミーの様子が心配で、バグナラクを訪れた。でも、ジェラミーは2000年の間に何度も悲劇を経験している為、あまり気にしていないようだ。サナギムがゴッカンで行き倒れになった人物をバグナラクに運んできた。何かいかにも怪しい雰囲気が…。
アフタヌーンティーをご馳走になるリタに対し、ヒメノは右目をいつも隠している事が気になっていた。反対にヒメノがリタに質問を乞い、リタは「もっふんグッズの転売対策はしているのか?」と返す。中立に拘るリタだが、“転売ヤー”になるとつい感情的になってしまう。
その時、イシャバーナに異変が起きた。辺りは吹雪に見舞われ、ゴッカンと何等変わらない状況だ。そこにはゴッカンの前国王・カーラスが現れ、イシャバーナの異変はカーラスによるものだった。ヒメノはカーラスがイシャバーナを侵略したと見なし、リタに真相を問う。
リタはずっと隠していた右目をヒメノに見せ、その右目はゴッカンに代々伝わる秘術「氷の封印の力」だ。この力は法では裁けぬ悪を封印する為の秘術だ。この事は誰にも明かしてはならないという。また、15年前の「神の怒り」の犯人をカーラスは捕らえたが、謎が解けずに王の座を降り、死ぬまで封印するつもりだった。
リタはカーラスが目を覚ましたら確認したい事があるようだが、カーラスは既に亡くなっていたのだ。しかも死後数日経っていて、これはどういう事なのか。するとギラとジェラミーが行き倒れになった人物をイシャバーナに運んできた。ヒメノは行き倒れの顔を見ると、急に表情が変わった。
ヒメノはイシャバーナの民を直ちに避難させるよう通告し、行き倒れは「神の怒り」の犯人であったのだ。ヒメノの両親を殺した張本人でもあり、ヒメノは怒りに燃える。その犯人の名前は宇蟲五道化の1人グロウディ・ロイコディウムで、死者を蘇るらせる能力がある。さらにカーラスも殺した事が明らかになった。
怒りに燃えるヒメノとリタの前に戦闘員が突如暴走し、そこにヤンマとカグラギが現れ戦闘員を斬り倒す。ヒメノはグロウディの生死を確認すると、グロウディは突如目を覚まし王達を斬りつける。その時、イシャバーナに大量のシュゴッドが発生し、神の怒りが再び起きる事に。
王達は一斉に王鎧武装しグロウディに挑むも、不死身であるグロウディには歯が立たない状態だ。するとリタは氷の封印の力を使いグロウディを封印しようとするが、封印は失敗に終わってしまう。その直後、何者かが王達を攻撃し、正体はジェラミーの母であった。
来週はジェラミーの母が周囲に混乱をきたしそうだが、それよりも気になるのがグロウディの役者だ。『仮面ライダー剣』で橘朔也を演じていた事は有名だが、妻も今夏に公開された劇場版でゲスト出演している。それにしても正義から悪に変わったヒーローって、今までどれくらいいただろう?