前回の放送で三大守護神の1体「ゴッドカブト」を味方にしてバグナラクを倒したギラ、ヤンマ、ヒメノ、カグラギの4人だが、その裏にはカグラギの悪だくみが隠されていたのだ。ギラはリタによってゴッカンに連れて行かれ、雪だるまの状態にされるハメに。
ギラの判決の前に転売した被告人の判決が行われ、リタは被告にマイナス10度の牢獄で半年過ごす刑を科した。被告は「転売の何が悪いんだぁ〜」と牢獄に放り込まれるが、視聴者の多くは納得しているに違いない。それもぬいぐるみのモッフンだから、リタは許せなかったのだろう。
裁判を終えたリタはモッフンに話しかけるが、どう考えても自分で話しているようにしか見えない。しかもいつもは口を隠しているリタだが、モッフンの前では口をさらけ出す始末だ。外でリタの会話を聞いていたモルフォーニャの表情が何とも言えなかった(笑)。
リタはギラの判決の前に各国へ出向き、そしてシュゴッダムへと出向く。ラクレスは脅威とみなした者は例外なく力で排除すると宣言し、リタが解き放つような事をすればゴッカンを狙うと発言。するとリタはラクレスに平手打ちをし、ラクレスの頬に蚊がいたからだそうだ。リタは何故ラクレスに平手打ちをしたのか?
転売屋と共に牢獄に囚われいたギラだが、いきなりモルフォーニャに髪の毛を抜かれる。モルフォーニャによると、この国の人は罪人及び元罪人で、国民全員リタの事が嫌いだという。「恨むならリタを恨んで下さいね」とモルフォーニャは言うが、ギラは「正しさを守る人ほど嫌われる」という理由でリタは恨まない。
そしてギラの判決の時が来た。ヤンマ、ヒメノ、カグラギが見届ける中、リタがギラに下した判決は「無罪」だった。ラクレスは納得いかないようだが、リタによるとギラがオージャーカリバーの生態認証を突破したのは、ギラが王の資格を持つ可能性を示しているとの事だ。
それとレインボージュルリラという食べ物は存在せず、コーカサスカブト町で発見された記録だけがあった。ラクレスがまだ王子だった頃に食べさせた子供がギラで、ギラはラクレスの弟である事が判明した。ラクレスは納得いっていないようだが、ヒメノが遺伝子照合して明らかになった。リタがラクレスを平手打ち、モルフォーニャがギラの髪の毛を抜いたのはそういう事だったんだと。
リタは「反逆者が平気を奪い、破壊行為を行ったのではない。王族が自分の物を使い、王としてやるべきの事をやった」と言い、法に触れない事をラクレスに忠告。ラクレスは「何故そう言い切れる?」と疑問を抱くが、リタが各国の人々にギラについて聞くと皆「いい奴」と発言。
ラクレスは「奴を解放するという事は、この私を敵に回す事だ!」と憤慨するが、リタは「地が裂け、天が降ろうとも、このリタ・カニスカは揺るがない! 私が無罪と言ったら無罪だ!」と反論。この時、バグナラクがゴッカンに現れ、ギラ達はキングオージャーに変身。5人揃って初の変身だが、前作のドンブラよりは全然早い(笑)。
サナギムを蹴散らした直後、ギラ達は一斉にキングオージャーに乗り込み、怪ジームと応戦する。しかし5人の連携が伴わず、ちぐはぐな戦いをしてしまう。それでも怪ジームの攻撃を難なく退ける。ところがバグナラクがゴッカンを襲撃し、秘宝を奪っていった。奪われた秘宝は、三大守護神の1つゴッドスコーピオンなのか?
今週はリタがメインの回だったが、クールを装う反面、意外な一面が垣間見えた感じだ。また、戦いの最中に突然豹変し、大声をあげたのもそうだ。いつキャラが崩壊するのかある意味楽しみだ(笑)。SNS上ではリタはかなり評判が高く、“推し”になった人も少なくない。
来週はギラがシュゴッダムに帰還し、国民に“王子”として祝福されるが、ラクレスは納得いっていないようだ。先日話題になった新たな戦士(番外?)・オオクワガタオージャーだが、予想通りラクレスが変身するみたいだ。兄弟の因縁で思い出すのはジュウレンジャーのゲキとブライだが、和解する日は訪れるのだろうか?