2020年3月3日。夫と父親を引退した。
思い出す度に今も切ない
いつになったら自分は救われるのか。

元嫁とは結婚に至るまで色々あった。
付き合って苦節4年でやっと掴んだ幸せ。
結婚して3人の子宝にも恵まれた。
長女が4歳。次女が2歳。末女が0歳。
別れた当時の子ども達。
ホント可愛い盛りだった。

この先ずっと忘れることは
できないんだろう
精神病院で離婚届に
サインしてお別れなんて。
記憶にこびりついて取れない。

離婚の3か月前。
当時の自分は様々な事が積み重なって
不眠症でパニック状態だった。
盗聴されてるとか、監視されてるとか。
いわゆる統合失調症の
典型的な陽性症状も出てきていた。

幻聴と妄想が止まらず毎日大暴れ。
最悪な状態で年を越した。
その間に仕事も辞めて
警察にもお世話になっていた。
家族みんな凄まじく辛い日々が続いた。
それでも元嫁から
別れを切り出すことはなかった。
ずっと泣きながら堪えてくれていた。

最初に別れを切り出したのは自分の方で。
離婚しろ離婚しろずっと言ってたな。
その頃には元嫁だけじゃなく
自分の両親も子どもでさえ敵に見えてた。
周囲が敵に見えるのも
統合失調症でよくあるケースらしい。

そして俺は本当にしてはならない事をした。
家族がいない隙を狙って自宅に嬢を呼んで
子ども達がいつも寝てるベッドで
事を済ませた。

今思い出しても最低な気持ちになる。

これが元嫁の我慢の防波堤を
越える事になってしまった。
不倫だけは何があっても許せない人だった。
その後もうどうしようもないからと諭され
病院に入院。

そして離婚届にサインすることに…。

今思い出しても無茶苦茶だなと思う。
気付けば手が勝手に動いて
デリヘルに連絡して予約取ってた。
ありえない事だけど、
普通にあるのが統合失調症。

この病気の1番嫌な事がこれ。
身体が操られること。
幻聴よりもタチが悪い
幻聴に指示されてやる事もある。
ただ、どっちにしろ抗えないから
ホントにどうしようもない。

健常者だった頃は統合失調症の人が
犯罪を犯しても責任能力なしで
無罪になる事に全然納得いってなかった。
だけど、いざ自分が統合失調症になって
色々やらかすと気持ちは変わった。

今ならわかる。
本人もやりたくてやってる訳じゃないのが。
陽性症状に翻弄されてる時。
それはもう完全に別人なんだと思える。

そして、できる事なら家族には
陽性症状が収まるまで、
支えてあげて欲しいと思うようになった。
凄まじくワガママなのは
分かってるんだけどさ…

何より大事なのは
急性期の陽性症状を抑えること。
その為に向精神薬ってものがある。
当時、俺にも陽性症状を抑える為に
向精神薬が処方されてた。
ただ、薬が効きやすい自分には
その薬の副作用が半端じゃなかった。

後日、薬の体験談の詳細を載せるけど
薬飲んでる間はずっと体調不良だった。
そういうものを飲ませようとする周囲。
病院も精神科医も家族も
何もかも信用できなかった。
幻聴にそう思い込まされていたのもある。
そして、ひたすらに飲むことを拒否った。

そうして陽性症状が止まることなく、
バッドエンドを迎えました。

この結果は必然だったんだろう。
避けようのない事だったんだ。

そう思えるようになるまで
時間は凄まじくかかったけど、
だいぶ納得できるようにはなった。

そんな自分。
現在、隔離病棟で療養中。
また再発…

今後も色々記事上げます。
稚拙な文章ですがよろしくお願いします。

続編↓



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