イージス護衛艦 | 航泊日誌

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アショアが中止となったことで色々議論されているようですが、老朽艦を発射台として改修する案が出ているようです。

いや、それダメでしょ。センサーと発射台はセットでないとクイックリアクションができないです。

BMDは1秒を争う事象なので、それではダメです。

米軍並のインターオペラビリティがあるならともかく、現状無理だと思います。

例えば天候が悪い中、発射台側が動揺で打てませんとかLink切れましたとかになったら笑い事じゃないし・・・

 

こんごう型が20年の艦齢を過ぎつつある中、新型イージス護衛艦を建造させることが最もシームレスな戦力補完だと思います。

そのためにも、痛みを伴うことが必要です。例としては砕氷艦しらせの運用を停止。そうすると艦長経験者が少なくとも4名が配置を必要とします。しかもベテラン。水雷、航海幹部などいると思いますが新型イージス護衛艦に2年程度配置につければ間違いなくスペシャリストとなります。こういう方法もありだと思います。

また、いっそ護衛艦ひゅうが、いせの解体。これで機関科の人員確保可能。1、2分隊は航海科以外は要再訓練。4分隊は問題なしかなぁ。5分隊は減員させることが可能。

対潜戦には航空機と水上艦艇の共同で封じ込めます。P-3Cで広域捜索、SH-60シリーズとソナーで精密捜索に移行します。

ここで必要なのは、投射量です。SH-60シリーズを4機飛ばせる状況であればまず問題無いかなと思います。

さらに優秀なソナーとコンバットシステムを搭載したイージス護衛艦と護衛艦で掃討すれば間違い無いと思います。

DDHがいることで護衛艦艇が護衛することになり戦力投射ができなくならないということです。全ての艦艇を有効にハンターキラーに使えますし、奇襲でミサイルを打たれても強力な防空システムで排除できます。

最新であればあるほどイージス護衛艦は非常に強力です。BMDはともかく、個艦、エリアや協同交戦など複雑な任務に対応できる能力が付与されています。

老朽化した護衛艦をFRAMして使うのは昭和の海軍まで、それかこんごう型に限ると思います。

それ以外の国産システムは一歩二歩とイージスシステムより遅れている上アップデートもされません。そのプラットフォームに対して改修工事は多大なコストと労力が待っているだけです。しかもあさぎり型以降が対象でしょうが、あの小さな船体では厳しい。

VLS搭載できる場所は考えてみれば格納庫を潰して、飛行甲板と短SAMランチャーや弾庫撤去しそこに改修して搭載。

前甲板では76mm砲とASROCを撤去してと考えましたが、セル数は非常に小さい上埋め込み自体できないと。

飛行甲板や格納庫を改装するとなると、FCSの問題やLink16系統の問題、CICの改造も絡むと思います。それ以外にもイルミネーターの装備も必要でしょう。改造するというのは楽しいですが、小さな船体には無理があります。

なので、可能性があるとしたらむらさめ型以降の護衛艦ですね。

あ、センサーはどうするか?ってところですよね。結局載せる?そうすると発電機を増設する問題が出てきたりヒッチャカメッチャカになると思います・・・

 

一体日本の国防はどこにいくのでしょう??