ヤツの存在意義を考える。 | ろくでなし 佐藤ナノ

ろくでなし 佐藤ナノ

ただアラフォー独身デブの行く末を見守っていくだけのブログです。

今一度、存在意義を考えようと思った。

今年もあとわずかだと言うのに、季節はずれも甚だしいけど

眠れんので適当にぽちぽちと。


ワタクシめが、小さい頃に地元のお祭りに行くと必ずと言って良い程売られていた
アニメキャラが描かれているメタリック素材の風船について語ろうと思う。

エプロンをしている当時大学生位の若い感じのオニーサン、オネーサンが
メタリック風船の束を持ってお祭り会場の至る所に立っている。
私が幼少の頃なので少なくとも30年以上前からあった。
その当時ですらヤツの価格は500円という
幼い私にとってそれはそれはもう大金である価格設定だった。
銀色に輝き、派手にアニメキャラが描かれており
それが大量にフワフワ浮いているものだから子供はたちまち大興奮して
親にねだって500円を握りしめ、お兄さんやお姉さんの元に駆け出して行く。
そしてそのエプロンのポケット内部に500円がが納められると共に
風船が手渡されるという仕組みになっている。

小さい頃からあの風船は何のために存在しているのだろうかと不思議でしょうがなかった。

 


だぁぁぁってさぁぁぁああ!!!
アレ、ただの風船だぜ?風船。
なので、当然ガキお子様が手を離した瞬間、ヤツは大空に飛んで行くんだよ。

買った瞬間から気をつけて持っていなければならず
焼そば、たこ焼きなどの屋台料理も集中して食べられない。

時々、「あー!!」という絶叫が聞こえると共に風船が飛んで行くのを見かける。
手を離してしまったのであろう、うっかりさんのガキお子様の親が

「注意しなかったアンタが悪い!」と叱りつける声が聞こえ
絶望し呆然と空を見上げるうっかりさんのお子様、
それを全く気にする様子もなくフワフワと呑気に大空に献上される風船。
もはやその光景は夏祭りの風物詩として化していた。

頑張って家に持ち帰ることが出来ても、ヘリウムガスが抜けてしまうと
風船の最大の存在意義である「浮いている事」がままならなくなり
しおしおと床にへたり込んでしまう。当然、風船故に食えない。


あいつの存在意義は何だろう・・・。


「テメーが気を抜いて手を離したばっかりに500円もの大金が
 一瞬にして大空に消えて行くよ!人生って儚いよね!
 え?何?新しいのが欲しいだと?おいマジでふざけんな。
 テメーが大人になって500円稼ぐのがどれだけ大変か解ってからもう一度言ってみろ。」っていう
教育をする為に存在しているんじゃないかなって思うよっ!!!

 

私は幼心ながらに、買った瞬間邪魔になるし
気を抜いたら一瞬で大金が手元を離れて行く、しかも食えない。
運よく家に持って帰れても時間がたつと風船として機能しなくなる。
うん・・・いらねぇや。アイツよりも安い水あめの方がずっと良いわ・・・と

妙に冷めてた可愛く無いkusogakiでした。

同様に金魚すくいの金魚。
掬いあげた金魚を家に連れ帰っても9割以上の確率で残念な結果になる。

風船は無機物だが、金魚は命である。


祭りって色々な事を教えてくれるね!!!

そして500円って大金だよね!!!牛丼に卵、みそ汁まで食べれるよ!

何でも・・・食べ物に置き換えて計算する癖はちょっと今後改めなければいけない。
そしてまた夜更かしすんなー!って絶対ツレちゃんに怒られるっつーね。
うん、もう寝るよ・・寝るからさ・・・。

なんか、大した落ちも無くてごめん。

せめて金魚すくいの金魚は頑張って欲しい。(最後もう風船全く関係ねぇし。)