映画レビュー「シックスセンス」 | ろくでなし 佐藤ナノ

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ただアラフォー独身デブの行く末を見守っていくだけのブログです。

はー。明日仕事なのに眠れん。

ってなわけで、レビュー(もどき)でも書くか。

最近、映画も読書もめっきり遠ざかっている為

むかーし見た映画のレビューっていうかほぼ感想を書きなぐります。

 

今までで一番泣いた映画は何か?と聞かれると

真っ先に思い浮かべるのが「シックスセンス」です。

 

あらすじを大まかに自分なりに書くと

主人公(良い年のおっさん)が霊が見えるという少年に出会って物語が進んでいく。

映画の冒頭で

「この映画には秘密が隠されています。物語を最後までご覧になって

 その秘密は何か答えを見つけて下さい(うろ覚え)」って字幕が出てきたので

ほほぅ・・秘密ねぇ・・・。

クイズ大会ってわけだな!よーしっ!頑張って秘密を暴いちゃうぞ!と

謎解きホラーゲームだよね~という情けない予想をしていた。

今思うと当時の自分がいかに短絡的な思考をしていたのかが解りますね。

もちろん短絡的な思考は今も健在です。

 

おっと話がそれてしまったぜ。あらすじの続きね。

この霊が見える男の子は「霊」という存在に対して非常に恐怖を感じていて

いつもびくびくして「他の人からは見えない存在」から逃げていた。

で、主人公と出会い少しずつ少年が変わって行く。

少年と母親の仲があまりよろしく無かったのが

徐々に改善されていく。

正直、序盤はあんまり意味が解らない。

だってただただ怖がる少年と主人公の日常を描いてるだけだからね。

「うぉ!」とびっくりする怖いシーンも確かにあるんだけど

肝はそこじゃない。

最後の最後にこのストーリーの言いたかった事が謎と共に解った瞬間、

涙が止まらないのなんのって。

 

訳の解らない事を言ってくる我が子を「どう扱って良いかわからない」と苦悩している母親だが

男の子が亡くなった母親の母親(この子からすると祖母ね)が訪ねてくると言った時も

「また出たよ・・・何でこの子はもう!」という顔をする母親に対し

主人公に勇気づけられた男の子がしっかり母親と向き合い、

母親からの質問に対して祖母が「勿論よ」という言葉を伝えて欲しいと言っている。

「ママはおばあちゃんに何を聞いたの?」と尋ねる男の子に対して

今まで訝しげに見ていた母親が泣き崩れるというシーンも号泣。

 

そこで母子の関係は格段に良くなるのは目に見えているのは当然だが

私が一番心にずっしり来たのは

一番最後のシーン。

主人公の男性が寝ている妻を見て、何もかも悟り愛の言葉をささやくのだが

その時点で恐らく映画を見ているほぼ全ての人が「秘密」の全貌が解っていると思う。

私も同様に秘密が解り、

今までの経緯や描写が一気に謎が解けると共に押し寄せる計り知れない感情。

感動という言葉だけでは表せない。

当たり前だが、こういう事だったのか!秘密が解けたぞー!なんて簡単な感情でもない。

 

家族で見に行ったんだけど、車の中で泣くのを何とか堪えまくり

家に着いて自室にこもり鍵をかけて

しゃっくりが出るほど思い出し泣きをしたのは後にも先にもこの映画だけ。

 

「シックスセンスが一番泣いた」と言うと

あの映画にそんな泣く要素あったか?みたいな顔をされる事があるけど

私はすごい良く出来た話しだと思う。

映画広告でもミステリアスな雰囲気で「霊が見えるホラー映画」っぽい印象で

(実際、私も単なるホラー映画だと思ってたんだけどさ。)

あからさまに「全米が泣いた!」っていう宣伝じゃなかったってのも手伝っているとは思うが

まだこの映画を見ていない人は是非見てほしい。

絶対にホラー映画では無いから。

 

うぉ。やべぇ。こんな時間になっちまったよ。

そろそろ寝よう。さすがにやばい。怒られる。

じゃ、あっしはこれにて。