浮かれてた前半。痛みと戦う後半。 | ろくでなし 佐藤ナノ

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ただアラフォー独身デブの行く末を見守っていくだけのブログです。

※若干長文です。

さて、もう5月に入って1週間も過ぎましたか。
ゴールデンウイークの思い出なんぞを書いたろうと思ったのですが
ちょっとその前にひと悶着あったのでそれ先に書きます。


始まりは確かゴールデンウイークも終盤にさしかかる5月5日だった。
最初は「?」程度の感覚。
それが次第に痛みに変わっていく。
前日、酒をしこたま飲んだせいなのか?と思ったが
どうもそうじゃないらしい。
以前治療した歯が痛むのよ。
しばらく知らん顔していたけど徐々にすっげぇ痛くなる。

そのうち矢も楯もたまらず、いてぇいてぇと騒ぎまわり、
ツレちゃんが「大丈夫?元気ないよ?」と心配してくれたのにも関わらず
「歯が果てしなくいてぇのに元気なんか出せっかよ!!!」と八つ当たりをぶちかました所、
ツレちゃんが「そんなに痛いんだったら病院連れてくからね!!」と言ってくれた。
ツレちゃんに地図読んでもらいさらに運転まで任せてひたすら助手席で唸っていた。
年中無休のとこに行って診てもらうと「神経腐ってるね」だとよ。
そのまま神経抜くか?と聞かれた後、
ここでやったら詰め物の保障効かないかも。麻酔って痛い時効きにくいんだよね。と言われて、ビビり
原因だけ解ればいいです!モルヒネ並みに効く痛み止めくれよ!と訴えて

痛みどめ処方してもらいそこを出た。
当たり前ですがモルヒネは処方されず、ボルタレンが処方されました。
左のほっぺた押さえつつ、外に出るとツレちゃんがお水買ってくれて

その場ですぐにボルタレン飲んだよ。
が、効きやしねぇ!!!


それから二日間地獄。
痛みはどんどんひどくなって行くばかり。
ってかさ、この治療した歯なんだけどさ、治療してる間もすっげぇ痛かったのよ。
麻酔を3本打ってもらったにも関わらず、
風当てても水当てても痛いし、ドリルで削られてる間も痛かった。
それをですよ、せっかく蓋をしたのにまた蓋をこじ開けて神経むき出しにして
さらにあろう事か、風当てるだけでもクソいてぇ歯に
針突っ込んでぐりぐりと神経ほじくり出されんのか?と思うと
もう恐怖しかない。
よせば良いのにグーグル先生で治療法を調べ、
とある人がブログだかなんだかで

神経治療を途中で放棄し、痛みが再発し、また治療に取りかかった所、
「この世のものとは思えない痛みだった」という記載があり
さらに恐怖におののく。


そして待ちに待った平日の今日。
もちろん仕事が待ち構えてる。午前中行きつけの歯医者に電話したのだが
なんせただでさえでも痛い歯なのにそいつの神経ぶち抜くという恐ろしさに、
「き、今日はやめとこ・・」と嫌な事は後回しの悪い癖が出て、
明日予約を取ったのだが、やはり痛い。
1時間ほど悶々とした後、やっぱり痛い思いは今日しとこ!と考え直し、
再度電話。すると、運よくお昼直前の時間が空いてたので、予約。

その後、会社に電話。
ゴールデンウイーク終了の翌日に欠勤を申し出た為、上司ぶち切れ。
でもでも、転職考えてるので(マジで)悪い意味で開き直ってしまい、
「だって痛いんだもん!連休中歯医者やってなかったんだもん!」という内容を
出来るだけ丁寧な言葉で説明して、お休みもぎ取る。会社ごめん。


時間になり、行きつけの歯科医院に向かったが

なんかもう悪魔の館にしか見えない。
館の門を開き、中に入ると綺麗な悪魔がにこやかに受付してくれた。
すぐさま治療室に通され、診察台に横たわると
ボスデビル登場。
「治療したはずの歯がすげぇ痛いす。何しても痛いす。マジで。いやマジで。」という内容を
しつこくしつこく繰り返すと、
ボスデビル「あら~神経まで行っちゃってたか~」と呑気な顔。

 

テメェ!すぐさまデカイ十字架かざしながら聖水ぶっかけるぞ!!!

 

麻酔しま~すと言われ麻酔かけられたんだけど
心の中は「麻酔ってアンタ、そんな子供騙しどうせ効かないんでしょ?ペッ!」と完全に投げやり。
椎間板ヘルニアの神経根ブロック注射の時とどっちが痛いんだろう。と考えてる間に
ドリルが当てられる。

来たか!!!!!!!

さぁ!この世のものとは思えない程の痛みとやらを堪能させてもらおうか!!!
事と次第によっては私は破壊神と進化し、
機材やらなんやらぶち壊すぞ!?と物騒な事を思ったり思わなかったり。


キュイーン。

・・・・あれぇ・・??
あんまり痛くない。ちょっと響くけど前の治療に比べたら全然マシ。
恒例の「痛かったら手を挙げてね」を言われ
言うほど痛くなかったけど「微妙に痛いれす(口開けられてる)」と伝えた所
微妙にという表現が悪かったのか「まだちょっと麻酔まわってないかな~」とのたまい、
ボスデビルはドリル止めない!!!
痛いかもと言ってるのに止めないというドSっぷりにさすがはボスデビル!と思わざるを得ない。
その眼鏡の奥の優しげなまなざしには騙されんぞ!?

その後、蓋を外されたんだけどやっぱりあんま痛くない。
あらら・・?ひょっとして麻酔効いてんの???
その後、BD(ボスデビル)が「抜髄」とぼそっと呟く。

 

ひぃぃ!!!抜髄!!!
インターネッツで得た知識で言うと「神経引っこ抜く」という悪魔の儀式。
やっぱそっすよね。抜髄しますよね。へへへ。BDの前ではなす術がないが
再度、恐怖が私を支配する。
針っぽいやつをぐいぐい入れられ
「今度こそ来るか!?この世のものとは思えない痛み!!」と覚悟するが
うーん。やっぱりあんまり痛くない。
何本か針を入れられ、ぐりぐりされ、薬っぽいヤツ詰められ、さらにドリルでちょい削って終了。

ごめん、ほんとこんな感じ。思ったより痛くないから拍子抜け。
抜髄ってこんなにすぐ済むもんなの???

あれあれ??となった顔をしてる私にBDが優しい口調で説明。

 

BD「神経が腐ってるというよりは、神経が炎症起こしててガスが発生してる状態。
  圧力がかかって、痛くなってた。
  このガスを抜く為に穴を開けたから数日はガスが出るまで待ってね。
  神経はもう抜いてあるからね。綿詰めてあるけど取れても構わないから
  しばらく放置しておいてね。」

 

詰めらってる綿取れても放置で良いのかよ!?という疑問もそこそこに

「噛むとちょっと痛いかも」と言われ、内側のほっぺたを試しに噛んでみると
ずっきぃぃいいん!!!と痛み、そっちのほうにビビった。

後はふつーに会計して薬もらって終了。
次の予約は抗生剤が切れる6日後。
しばらくすると、噛んでも痛くなくなった。

先生すごいっす!ボスデビルとか言ってごめんね!!!(すさまじい勢いで手のひら返す)
舌で触ると複雑な形しててちょとアンニュイな気持になる位。

えー・・・。痛くなかったのは嬉しいけどこんなんでいいんすかー。
30分位でこんなに痛みが取れるなら
あの2日間のたうちまわったのは何だったのさー。
明日に引き延ばさないでほんと良かったー。と帰宅。

 

グーグル先生に聞いてみると、歯医者さんは最初、神経を残すように治療するんだって。
何故かというと、神経取ったらその後歯が脆くなっちゃうから。
んで、治療した後に痛みが発生するのは割とよくある事なんだって。
んでも個人的には脆くなってもいいから神経抜いてくれって思った。

いやでも、あれだ、もしかしたら次は痛いかも・・・!!!
と、言うわけで今日欠勤した分、代替出勤をねじ込まれ
明日から仕事面で地獄を見ます。