昨日は長々とブログを書いてしまいました。

改めて読み返すと「ラジオの仕事が第一、他はそうでもないっす!うっす!」そんな曲解もされかねないのではと思い。

慌てて弁明です。全部のお仕事が大事なのです、全部本気ですもちろん。

 

 

ここ1年ほどですがインスタの質問機能やDMなどで

「僕も放送作家になりたいんですけど、どうしたらいいですか?なんでもしますので連絡ください!」

「サトミツさんのように放送作家ってやつになりたいんですが、どうなんでしょうか?」

「トイレ好きってなんすか?」

 

という謎のお知らせをいただくことが増えまして。3つ目に関してはまた後日長々と書くとして。

僕のそのように連絡をくださった皆さん。

今から嫌なことをお伝えするかもしれないので、嫌な人はすぐ

 

https://www.youtube.com/watch?v=7njC5lgL61c

 

こちらに逃げてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕も見てしまいました、申し訳ない。

続けます。皆さんが本気でそう書いてきたかどうかは一回置いておきます。

これからそのような連絡がこないように。

 

まず1点目

①「2020年に放送作家を目指すことが時代に合っているのか」

 

放送作家は時代を読むことも仕事の1つです。

その上で本気で言ってるの???というヒント。あとは自分で考えてみよう!

 

2点目

②「佐藤満春を放送作家のオーソドックスなパターンだと思ってやしないか」

 

僕は放送作家として恥ずかしいことに超イレギュラーパターンなので、典型的な放送作家の皆さんとは何もかも違います。

なので本当に諸々調べ切った上で、本気なりたいと思ったらアクセス先が違うのでは?というヒント。

 

あとはそれぞれが考えてみましょう。もう僕に聞くのは違うかなとわかってもらえたと思います。

 

 

僕が放送作家として活動するに至った経緯を参考までに。

まずは現状、僕が名乗る肩書がいくつかあります。

 

・お笑い芸人・・・どきどきキャンプ

・放送作家(構成作家)・・・情報番組など担当

・トイレ博士・・・本を3冊出版、講演会等

・掃除マニア・・・講演会、有吉ゼミ、newsevey、他

・ラジオパーソナリティ・・・「佐藤満春in休憩室」

・トイレバンド「サトミツ&ザトイレッツ」・・・ソニーよりメジャーデビュー、小学校などで講演会

 

 

それぞれ細かくは説明しませんが上記の6つの顔を使いながら、収入を得て生活をしています。

中には全く収入にならないものもありますが、バランス整えつつ、挑戦しています。

僕が生きる大きな目的は「妻と子が楽しく生活できる環境を作ること」これに尽きます。

だから仕事を途絶えさせてはいけないのです。

 

10年前までは特にお笑い芸人は賞レースで優勝か準優勝してバラエティ一周してMCになることが王道で

お笑い芸人をやることは必ずそこを目指すものだという認識が事務所やお笑いファンの中にずっとありまして。

コンビは青春時代の甲子園を目指す高校球児よろしく、汗をかき切磋琢磨しながら

時にはぶつかり、時には笑いあい、仲良くドラマチックに青春しながら賞レースをかけあがっていく。

 

このルート以外は基本的には許容してもらえませんでした。

それは事務所にも、お笑いファンの皆さんにも。

もちろん、僕も最初はそのつもりでした。

 

2006年、何か武器を作らないと埋没すると思い、大好きなトイレの研究をはじめる。

2008年5月爆笑レッドカーペットに出演し、少しだけTVに出る。

2008年9月アルバイトをやめることに成功。

 

大した収入ではありませんが念願の「お笑いだけで食べていく生活」「お笑いにまみれた毎日」

がはじまったのですが、そこで大きく絶望したのを覚えています。

TVに出ても出ても、大した活躍もできず、充実感もなく。

TVに出れば全て解決できると思っていた自分にもがっかりして。

既に気が付いていましたが改めて

 

「芸能界のど真ん中にいるような人間ではないな」

 

その確信を元に「自分にできること」を探る生活をはじめました。

数年続けたトイレの研究はそのまま続けて、トイレをアウトプットするライブを開始。

 

2010年大好きなラジオの現場に通い続けてオードリーのオールナイトニッポンで放送作家としてのキャリアをスタート。

以後、この仕事は自分にしっくりきそうだなということと

芸人をやりながら放送作家をやっている人があまり当時はいなかったことを踏まえて

放送作家の勉強をはじめることにしました。

 

「トイレに詳しい芸人兼放送作家」

 

という希少価値をここで手に入れることに成功したわけです。

ただ、上記のようなあまりはみだし者を許容してもらえる空気ではなかったので色々ありました。

違う価値観を御届けするわけなので、少しくらい摩擦がないと逆におかしいという。

 

 

ここまで僕が担当した番組やイベントの代表的なものをまとめました。

 

<TV>

日本テレビ「スッキリ」/日本テレビ「PON!」/日本テレビ「たりないふたり」/日本テレビ「ブンブンエイト大放送」/フジテレビ「とんぱちオードリー」/フジテレビ「世界は言葉でできている」/CSフジテレビ「おどおどオードリー」/テレ朝チャンネル「オードリー春日のカスカスTV」/Eテレ「ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!」日本テレビ「24時間TV」他

 

<ラジオ>

bayfm「ON8+1」/「bayfm「with you」/bayfm「中村優一 君の話も聞かせて」/ニッポン放送「レオなるど」/ニッポン放送「本村・西岡のオールナイトニッポンZERO」/ニッポン放送「レイザーラモンのオールナイトニッポンR」/ニッポン放送「マギーのオールナイトニッポンGOLD」/TBSラジオ「関ジャニ∞・丸山隆平Bassist Bar」/文化放送「スパカン!」/Creepy Nutsメジャーデビューシングル「悩む相談室 特別編」/ニッポン放送「日向坂46のオールナイトニッポンZERO」他

 

<脚本・原作>

・BS日テレ「パパはじめました」(脚本)/ニッポン放送「らじどらっ~夜のドラマハウス~」(脚本)/熊本日日新聞「くまモン」(4コマ漫画原作)/NACK5「ニッポン全国ひろし旅」(ラジオCM)/ポケモンベビーブランド「もんぽけ」(脚本)

 

<過去の主な構成イベント>

「オードリー単独ライブまんざいたのしい」/「オードリ―ネタライブ」/「若林正恭のlove or sick」/「春日NOW」/「日本の夏、春日の夏」/「田中が考え中」/他

 

 

細かい特番などは書いてませんが、代表的なものをざっと。

大変だったものも多かったですが貴重な体験でした。振り返るとすごくいい出演者スタッフさんと関わらせていただいている。

ありがたいです。脚本もののお仕事は今年もっとやっていきたいですねえ。

 

 

その上で現在のレギュラーは

 

<ラジオ>

・bayfm「ON8+1」毎週火曜21時~

・ラジオ日本「佐藤満春in休憩室」毎週土曜27時半~

・TBSラジオ「伊集院光とらじおと」レポーター 不定期

 

,<構成>

・日本テレビ「スッキリ!!」

・ニッポン放送「オードリーのオールナイトニッポン」

・ラジオ日本「目崎雅昭ハッピィウェッジ」

 

 

<連載>

・月刊潮 「サトミツの知っててよかった! お掃除豆知識」

http://www.usio.co.jp/magazines/ushio

 

・WEB集英社文庫 「トイレの輪」

http://bunko.shueisha.co.jp/serial/satom/01_01.html

 

 

<脚本>

・Eテレ「ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!」

・「わくわくもんぽけ島」

https://monpoke.jp/index.html

 

 

これがこの改編でON8が無くなり、番組構成が2つ増え、AbemaTVで「ゼルつく」という番組に不定期で出演させいただく形に。

1減3増ですね。

この仕事をしていると上記の番組が一気に0になることだってあるわけです!恐ろしいですね。

創作物が増えるのでがんばらないと。

 

そんな中、新たな番組に呼んでいただくことは本当に感謝の極みです。

最近はお世話になっている作家の三田先輩が声かけてくださったり、ラジオ好きのスタッフさんが声をかけてくださったり。

一度お仕事した方と仲良くなってまた番組やらせてもらったり!全ては出会いと運と縁と仕事の成果。

感謝感謝、で恩返ししないといけません!声をかけていただけないと仕事は増えないので。

あとはチームで番組企画を立てて勝ち取るか。僕はそんなに頻繁にはできてませんが、時々馴染みのスタッフさんたちと会議して企画書出したりしてます。

 

 

「好きなことばっかり仕事にできててうらやましい」とお声いただきましたが確かに!確かにそうなんです。

大好きな出演者、大好きなスタッフさんたちと悩んで苦しんでいい番組、作品を生み出すことができる喜びは

この上ないものがあります。

 

仕事の内容としては番組や人によって全く違うのですが番組の企画を考えたり原稿を書いたり、ナレーションを書いたり、スタジオ台本を書いたり、様々です。ルノアールで6時間かけて1つの脚本の3行のプロットを書き上げるだけの日もあります。

あとは新番組の企画会議をすることも。担当の番組によって全然違うので何とも言えませんがざっくりそんなイメージ。

上記でいうと「わくわくもんぽけ島」は昨年したお仕事の中でもすごく自慢の作品となりました。

 

さあ、放送作家を今から目指すなんて大変だからやめたほうがいいよと書き連ねようとしましたが

改めて自分の仕事を振り返ったら、とっても素敵な仕事ばかりでした。笑。

夢を追う若者の皆さん、がんばってください!ただ、ほんとにおすすめはしません!笑。

ヒントは「希少価値」です。天才放送作家の先輩方はもう既に活躍しているので。

「好きなアイドルと仕事できそうだから俺もやりたい」みたいな人はすぐ挫折すると思うので今回はスルーしますね。

 

 

4月にはじまる構成の新しいお仕事は1つは誰もが知る番組でもう1つはそこ??という番組です。

解禁したらまた。では、仕事に戻ります!(→仕事しろ!)

びっくりするかもしれませんが、明後日締め切りの原稿をまだ手をつけてません。はい、わかりましたやります!