という訳で、個人的にすべり知らずで飛ばしてきた感のあるタイBL沼でしたが、6本目のここに来て、ようやく若干足踏み感のある作品に出合ったんで、何となく先にします…(笑
※当ブログの映画感想系記事は、基本的にモロネタバレは避ける方針で書いておりますが、感想上必要な範囲内で物語の核心に触れたり触れなかったりしますので、その辺ご了承の上お読みくださいませ。
「Dark Blue Kiss ~僕のキスは君だけに~」 Aof・ノファナック監督
遂に結ばれ恋人同士となった大学生ゲイ・カップルのピートとカオ。
二人の関係を友人や家族に言い出せないカオの希望を受け入れながらも、秘密の関係にじれったさを隠せないピート。
そんなある日、父親の権威を笠に着てカオへの関係を迫るイケメン小悪魔男子高生・ノンが現れ、二人の関係を引っ掻きまわし始めるのだった…
この作品の本編とも言える前作「Kiss the Series」「Kiss Me Again」は、基本的にヘテロの恋愛を描いたロマンスドラマだったのですが、サブ・カップルとして登場したピート×カオの人気が凄まじく、ついには彼らの関係をメインにしたこのBLドラマが登場しちまったんだとか。
そういう背景もあってか、萌え萌えキュンキュンの波状攻撃☆的な作品ではなく、あくまでゲイ恋を描いた普通の恋愛ドラマといった趣。
これはこれでまぁいいんですが、今の私がタイBLに求めてるモノとはちょっと違うかな?的な…
私的にこの作品に入りずらかった最大の理由はピート君のキャラかしら、何かバカ過ぎというかわがまま過ぎというか…同じバカでも、ターン×タイプのタイプくんあたりは愛せるバカなんですが、この子はちょっと愛しづらいバカ、というか…やたらと性欲強いトコは可愛かったですが(笑
あまりにピートがウザすぎるんで、最初は正直、悪役DK・ノンの方に感情移入して見ちゃう感じでした(苦笑…
それに対し、恋人のカオくんはとっても真面目ないい子なんですが、真面目ないい子だけに鈍臭い、みたいなトコも確かにあって、この二人の関係見てるとちょっとイライラしちゃうんですよね…(笑
そういう感じもあって、私はメインの二人よりむしろサブカップルの方が気になっちゃう感がありました。
真面目兄貴・サンと、彼の弟の親友でマイルドヤンキー・モークくんの相互ツンデレ・ラヴ(笑
ただこっちのカップルも情緒不安定気味で、サンは前半の過干渉説教兄貴→恋した途端のラブラブ押し押しモードへの移行が躁鬱っぽすぎるし、モーク君はモーク君でイマイチぼーっとしてるし、で(笑
という訳で、恋愛ドラマで主人公4人の誰にもガッツリ感情移入できなかったのはちょっと辛かったですねぇ…
ピーノンのフォローに疲れて「あんたら、秘密にしたいんならもっとちゃんとせんかい!」と怒ってる女友達や、兄×親友の痴話喧嘩に巻き込まれて「俺を審判役にすんな!」ってキレてる弟・レイン君の方が、むしろ感情移入しちゃいました…(笑
終盤、メイン・サブカップル同時にグググイとバイオリズムが低下しまくり、罰ゲームみたいに辛い状況を延々と観せられるのも辛かった…有料でレンタルしてなかったら、観るの挫けてたかもしれません…(苦笑
ですが、最終回まで我慢して観れば一転、前話までの空気感が嘘のようなガッツリしっかり・ハッピーエンドが拝めますで、我慢するかいはあります(笑
終わりよければすべて良し、で、観終わった後の後味は決して悪くない感じでしたが。
ノンをバッサリ切っておしまい!だったのは、え、そうなの?感ありましたが、多少…(苦笑
スピンオフのBL短編集「Our Skyy/アワ・スカイ」でのバカップルっぷり炸裂も非常に可愛かったんで、未見の方は是非に!
色々書きましたけど、他のタイBLドラマ見てて、「走りすぎ!ついてけない!」と思う方にとっては、逆にこの作品はお勧めかもしれません!タイBLドラマ、観てね~!
(追伸、私は前作「Kiss Me Again」、前々作「Kiss the Series」は観てないんで、当然、ちゃんと流れで観た場合また別の感想になるかもしれません。)
【象、触ったことある?】
去年の「今日は象の日」でも書きましたけど、象は好きで乗りたい欲が強いんですよねぇ、ワタクシ。
去年の時点で既に、象に乗るためだけにタイに行きたい!って書いてるくらいだったんで、昨今の沼事情を鑑みると、コロナ明けに海外行く場合、タイになる確率が非常に高くなった気がしますね…(笑
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