保護者会に現れた救世主☆ 〜ADHDな息子の子育て〜 | アラフォーママ☆笑いあり涙あり腰痛あり…の子育て奮闘記!

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9歳と4歳の兄妹を必死に育てているアラフォーママです☆
同じように毎日がんばって子育てしているママさんパパさんが、このブログを読んで少しでもニヤッとしてフニャッと力を抜いてもらえたら嬉しいです♪よろしくお願いします(^^)

ひーさしぶりのブログ。

息子(小2)のことを書きたい。

同じように悩んでる人が
きっと
世の中にたくさんいるだろうから
書きたい。

のだけれど
なかなか気力が出ない。。

でもひとつだけ。
これだけは
忘れないうちに書いておこうと思う。



いわゆるADHDな息子。
まだそれがハッキリわかっていなかった
去年
1年生の頃。
毎日のように
担任の先生から電話がかかってきていた。

謝ることしか出来ず
息子にはちゃんとするように
言うことしか出来ず
どうしたらいいのかわからず
私は今まで感じたことのないくらい
すごいストレスの中にいた。
毎晩泣いていた。


「一度授業を見にきませんか?」
先生にそう言われ
クラス全体の
授業サポートという形で学校に行った。


国語の時間。
息子は
大きな絵本を机に広げ
周りを気にすることなく
ずっと読んでいた。


算数の時間。
息子は
黙々と折り紙をしている。
それを注意されると
床に座り込んでいた。



私は
結構な衝撃を受けながら
でも
3日くらい行ったところで
ものすごく
腹が座っていく自分を感じていた。

「真実を知る」
というのは怖いけれど
でも
やっぱり知らないより断然
楽になる。

そこから
先生と協力しながら
ひとつひとつ
息子に対応していった。
下の娘を夫に見ててもらえる1時間目だけは
出来る限り
サポートに行った。



息子のような子が
同じクラスに5人くらいいて
さすがのベテランの先生も
かなり精神的にやられてしまい
どうやらその頃に
毎日電話がかかってきていたらしい。
後になってそのことを知った。
先生も病んでいたのだ。

その為に
保護者が任意で
授業サポートに入ることになった。
最終的には
学年の半分くらいの保護者が
参加していたらしい。



そんな中でのある日の保護者会。

ひとりひとり
自分の子供のことや
授業サポートに入って感じたことなどを
話していった。

最初は和やかな感じだったけれど
あるお母さんのところで
空気は一変した。


「何度か授業サポートに入ったんですが…
数人
少し問題のあるお子さんがいますよね?
そのお子さんたちの親御さんは
どのくらい
授業サポートに入ってるんですか?
私たちには誰がサポートに入ってるのか
名前がわからないので
それを教えてもらう機会をもらえたらなあと。
どれくらい
お子さんと向き合っていらっしゃるのか
知りたいんです。」

私は
下を向いたまま
顔を上げれなかった。
明らかに
その数人に入っているからだ。


『先生は何て答えるんだろう。。』
少し期待をしたけれど
先生は
当たり障りない感じで答え
もやもやとしたまま話を終わらせた。

私は固まったままでいた。


なんとも言えない空気のまま
最後まで
ひとりひとり話をしていった。

全員が話し終えたところで
あるお母さんが
「ちょっといいですか?」
と手をあげた。

PTA会長さんだった。

会長さんは
自分の子どもは一年生には
いないにも関わらず
よく授業サポートに
入ってくれていた。


立ち上がって話し出した。


「私もサポートに入っていて、
どう対応していいのかわからなかったり
大変だなと思うことがあります。
けれど
私がそう思うのは
サポートに入ってる時だけです。
その子の親御さんは
ずっとなんです。
ずーっと大変な思いをされてるんです。
だから
みんなでサポートするんですよね?
授業サポートがあるんですよね?
これからの時代
繊細な子は増えてくと思うんです。
だから
自分の子とか他人の子とかじゃなくて
みんなで子どもたちを育てていく
そういう意識を
持たないといけないと思うんです。
差別するのはやめましょうよ。
それに
今は自分の子どもは
特に問題がないかもしれない。
でもこの先
いつどんな風に変わるかわからない。
誰かにお世話になるかもしれない。
だから
他人事じゃなくて
相手の身になって考えたいと
私は思うんです。」



私は
涙が止まらなかった。
今こうやって書いていても
涙が出てくる。

会長さんかっこよすぎる。

私はものすごく救われて
それまでの数ヶ月の闇が
一気に明るくなったような気がした。


そして保護者会は終わった。




私も以前は
自分の子どもが発達障害であるとか
認めるのがとても恐ろしかった。
認めたくなかった。
けれど今は
なんとも思わない。
わかりやすいかなとADHDと書いてるけれど
正直
発達障害かどうかなんて
どうだっていい。

その子がどういう子で
どんな風にしてあげるといいのか
考えることはそれで
それって
ただただ普通の
子育てだなーと思うから。

今本当に思うのは
もっと早く
息子の多動に悩み出した2歳の頃に
気軽にサポートを受けてれば良かったなー
ということ。
息子にとってももちろんだけれど
私にとっても
絶対その方が
楽になれていただろうなと思うから。

今小さい子を育てていて悩んでる親御さんは
どんどんサポートを受けてほしい。
どんどん人の手を借りてほしい。
その方が絶対に楽になれるから。
子どもをかわいいと思えるから。


会長さんが言っていたように
本当に
みんなで子育てが出来る
優しい世の中になってほしいと
心から思う。
まずは
自分から。