投資って聞くと、数字に表れるものを
思い浮かべると思いますが
それだけではないかもしれません。
先日、数カ月ぶりに、
マッサージを受けに行きました。
一つ隣のベッドには、
年に1〜2回ほど利用されるという男性のお客さん。
どうやら凝りがかなり酷いらしく、
横を向けないため、うつぶせの姿勢から
施術を始めてもらっていました。
すかさず施術者の方が、
「もう少し、こまめに来られたほうがいいですよ」
と声かけ。
すると、その男性は
「そうは言われても……お金が……」
と少し困ったように返します。
場所や内容にもよりますが、
マッサージは1回だいたい4,000円前後。
お仕事もされているようでしたので、
払えない金額ではないとは、思いますが
もしかすると、その方は
「自分を癒すために4,000円を使う」ということに、
価値を見いだせていないのかもしれません。
あるいは、自分を癒すこと自体に、
まだ“許し”が出せていないのかもしれません。
施術者の方はさらに
「この〇〇市では、かなりお手頃な価格のお店なんですよ」
「凝りが痛みに変わってしまうと、もっと大変になりますから」
と、身体を氣遣って言葉を重ねます。
それでも
「はあ……でも……」
と、会話は平行線のまま。
こういうやりとりって、
結構ありがち。
お店の方は、その人の身体を考え
“良かれ”と思って伝えている。
一方で、お客さんの価値観では
「マッサージに4,000円は高い」と感じている。
どちらが正しい、という話ではなく、
ただ価値観が違うだけなのですよね。
「自分を癒すこと」や「体のメンテナンス」は、
仕事や家庭の用事に比べて、
どうしても二の次になってしまいがちです。
「まだ大丈夫」「少し我慢すれば」と
先延ばしにするうちに、
身体は限界のサインを送り、
やがてそのサインすら出せなくなるほど
疲弊していきます。
という私も、今回、
ツボを押すマッサージ棒で背中を押しても、
痛くも痒くも、何も感じなくなってしまい、
慌てて予約を入れました。

私たちの身体は、一度壊れてしまうと
元に戻すのに時間も費用もかかります。
病氣や痛みになってから払う費用は、
マッサージ代4,000円とは
比べものにならないほど高額になることも。
だから、マッサージは「贅沢」ではなく、
「予防」であり「投資」。
それは決してムダな出費ではなく、
明日からのパフォーマンスを上げ、
笑顔で過ごすための最も賢い自己投資と言えます。
もちろん、お金をかけなくてもいいんです。
自分だけの時間を取るというのも投資。
自分の価値観の優先順位を見直し、
月に一度でも「癒やしの時間」を
スケジュールに組み込んであげてくださいね![]()
私たちの心と体と魂が
いつも幸せで満たされますように![]()
愛を込めて![]()
優しい真理の翻訳者
トランスフォーメショナルコーチ@
むらた・さとみ