プロ野球ファンの皆さんは、もうお気付きだと思いますが
今シーズンのプロ野球の「統一球」は変わりましたよね!?
「飛ばない」とされた「統一球」が導入されて3年目になりますが
明らかに「飛ぶボール」に戻ってますよ!
選手会会長時代に「飛ばないボール」の見直しを主張していた
阪神タイガースの新井貴浩内野手が
「打者が統一球に慣れてきた」と言ったそうですけど。
野球ファンをナメちゃいかんよ!
野球ファンの目は節穴じゃない!
断言しますよ。
間違いなく「飛ぶボール」に戻ってます。
「ホームランは野球の華」だから「飛ばないボール」ではつまんない・・・
そういう方も多いと思います。
今日のコメントも私に反対の意見だらけになるかも(笑)
でも、私は断固「飛ぶボール」に反対です!
もともと統一球はWBCなどの国際大会対策のために導入したんですよね。
WBCが終わっちゃったから、もういいの?
負けちゃったから、もういいの?
日本人はパワーがないからメジャーと同じボールではホームランが出ない。
だから、せめて「飛ぶボール」を使って・・・
こんな情けないこと、私には我慢できない!
「飛ばないボール」でもホームランをガンガンかっ飛ばす
スラッガーを育てればいいじゃないですか!
パワーで劣るなら、アメリカの大男達に真似の出来ない
日本独自のスピードやテクニックの野球で勝負すればいいじゃないですか!
イチローのように。
ベーブ・ルースがなんで “伝説” なのか!?
それまで10本ちょっとで楽々ホームラン王になれた時代に
1人だけ50本や60本のホームランを打ちまくったからでしょ!
そして、数多くのスターがルースに続いた。
なにも、ルールやボールを変えたわけじゃない。
長嶋茂雄がなぜ “ミスタープロ野球” と呼ばれるのか!?
リーグに3割打者が1人か2人いるかどうかの投高打低の時代に
長嶋だけが3割5分と突出した猛打を魅せていたからでしょ!
王貞治がなぜ “ビッグワン” と尊敬を集めるのか!?
868本塁打という圧倒的な数字の凄まじさがあるからなんです!
メジャーと同じボールを使っていても
毎年40本や50本のホームランを量産するスラッガーが現れたら
その選手がスーパースターになるんですよ。
みんな揃ってホームラン数を増やしたって・・・
そんなことしてもスーパースターは出てこない。
西武ライオンズの “おかわり君” こと中村剛也選手が
統一球導入の年に、48本塁打したじゃないですか。
たった2年やっただけで、諦めちゃいけませんよ!
子供の頃、大好きだった王貞治選手がハンク・アーロンの記録を抜いて
756本塁打の世界記録を達成した時、ホントに嬉しかった。
でも、日本の球場が当時、アメリカよりかなり狭いとして
「サダハル・オーは世界で1番外野フライを打ったバッター」
と、アメリカ人がバカにして言っていると聞いて
頭にきて仕方なかった。
今では、日本の球場もメジャーの球場と同じ広さになりました。
ボールも同じ物を使わなければ。
もう、あんな悔しい思いはしたくない。