生涯忘れられない出来事から1日が経ちました。
あのどうしようもない恐怖と感動を鮮明に残しておきたいので
ブログに書きます
トライアスロン前夜、
予想どうり?あまりの緊張と不安でまったく眠れず
心配がピークで呼吸まで苦しくなり
発作状態に><
「出場はやっぱり無理だ...」と一人で泣き出してしまうほど
最悪な体調と精神状態に
絶望的な夜を過ごしました。
けれど、その後奇跡的に3時間眠れたため
朝5:10に起きて、みんなと一緒に会場へ出発!
まだ真っ暗な中、T王子のご協力の下
かなちゃん&ともちゃんと三人で集合すると
いつもと変わらないハイテンション
まだここまで来てもイマイチ現実味もなく
ただただお祭り騒ぎのような賑やかな状況に
はしゃいでいる私達。
あっというまに開会式が行われ
選手たちはみんな水泳のスタートに立つことに。
その前に、ようやく海や波のコンディションを確認しに
行った私とかなちゃんは
海を目の前にして言葉を失いました・・・
あまりの薄暗い海の色と
どんどん立つ高い波
折り返し地点のブイが見えないくらい激しい荒波
「よーし泳ぐぞ~!」
と、気合入るような海のコンディションではなく
どちらかというと
「ここに入れば私死ねるんだろうな...」
って落ち込んでいる時自殺場所に選んでしまいそうな現場。
そこに私が一人っきりで飛び込んでいくのかと思うと
二人でポロポロ涙が
かなちゃんが泣きながら
「さとちゃん無理しないで~」
さとみも心の中で
「もうかなちゃんにも、ともちゃんにも会えないかも・・・」
こんな波超えられないし、
自信も術も全くない。
LAトライアスロンは出場人数が多いため
年齢別に水泳キャップで色分けされて
数回に分けて10分おきに出発します。
私はちょうど真ん中あたりの出発で
オレンジ色の水泳キャップ。
どんどんみんながスタートを切る中
泣きながらウェットに着替え、
ちょっと恥ずかしいな~と思っていたゴムキャップも
無心で被り、別の枠でスタートを切る選手たちを
後ろから見送ります。
体格も、顔つきも皆さんそれなりに鍛えられた
アスリート達ばかり
あんな人達の中に私が混じって一緒に泳ぐなんて
ありえない・・・
見送れば見送るほどますます
現実味がなくなっていく・・・
怖すぎて意識が遠のきそう。。。
日本から来ているトライアスロンチームメンバーの方々と
試泳したり、励まされたり
ずっと涙が止まりません。
泣いてるアスリートなんて私だけ
オレンジキャップの選手たちがスタート位置に並び始め
早くも私の番!
とにかくもう飛び込むしかないっ。
前に進むしかないっ。
常日頃「人前で涙なんか見せるもんじゃない!」という
男気のあるともちゃんも泣いてハグ。
整列しても恐怖で涙が止まらない><
かなちゃんとともちゃんの涙の声援。
Iコーチの「泣かないようにゴーグルしろー!」
というわけわかんない指示に従い
ゴーグルの中は涙でいっぱい
私のスタート時の心境は
「今まで本当にありがとう。
みんなに出会えてよかった。
さとみのこと忘れないでね」
完全に死を覚悟してました・・・