升田幸三さんは将棋はもちろんだけれど、見た目も井上雄彦さんのマンガに出てくる剣豪のようでかっこいい
貫禄があって粋で名言も多く、武勇伝はどれも痛快。
しかし私が好きなのは、内藤國雄九段のお話に出てくる升田先生。特に「内藤先生のタクシーを見送る升田先生
」のエピソード。 内藤先生はこの話をよく語っていて、今月の「将棋世界」にもエッセイとして披露していました。
ざっくり要約すると、内藤先生は升田先生にプロになる前から憧れていたのに、挨拶しても「フン」ってかんじ。升田先生は若手棋士なんてハナにもかけない。
それがある飲みの席での出来事がきっかけですっかり気に入られてしまい、内藤先生が帰る車をずっと見送っていた…というような話
この文では伝わりにくいかもしれませんが、見るからにおっかなそうな升田先生がちょっとかわいらしい。
ふだん威張りんぼうなヒトが実はちょっとさびしがりやというのは私の上司や先輩にもいたのですが、伝説の棋士なのに人間くさい部分があるんだな～と勝手に身近に感じたりしています。
今日は升田先生を描きましたが今度大山先生も描こうと思うので、よかったらまた見にきてください
