またまた行って来ました~、富士山に会いに。
今回は温泉目当てというよりは、神社めぐりとでも言いましょうか。
知っていますか神社めぐりをするなら、「一の宮」から始めるといいのだそうです。
「一の宮」というのは、文字通りその地域で一番力を持つお宮です。
数ある神社の中でも、社長クラスというのでしょうか、
旧國地域一帯を束ねているそうです。
旧國というのは、江戸時代が終わるまでメインで使われていた行政区分で、
たとえば今の東京、埼玉、神奈川の一部は武蔵國でした。
武蔵國の3つの一の宮、秩父神社・氷川神社・氷川女体神社には行ったことがあるので、
近隣に足を延ばそうと思い、最近、富士山が恋しい私は迷わず、
山梨県笛吹市にある「浅間(あさま)神社」だなと思っていたのです。
ここにも訪れたことがありますが、近くに「ほったらかしの湯」という、
富士山を望むのに絶好なロケーションの日帰り温泉がありますし。
ところが直前になって、
いやいや、あちらの方の一の宮は「富士山本宮浅間大社」ではなかったかと思い直し、
ここは行ったこともないし、よし、こっちに行ってみようと思ったわけなんです。
でも今、書いていて気がつきました。
「浅間(あさま)神社」もしくは「浅間(せんげん)神社」は甲斐國の一の宮であり、
私の行った「富士山本宮浅間大社」は駿河國の一の宮だったんです。
…隣の國に行っていました…。あぜん
もしかして、もしかして、姫に呼ばれちゃったかな
「挨拶に来い」と。
富士山のふもとには、「浅間神社」がたくさんあって、
富士山を神格化したものが浅間大神であり、
その総本山が「富士山本宮浅間大社」だということなのです。
この、木花咲耶姫は美しいことで有名な神様ですよね。
その筋の人によると、なんでも故・森光子さんにはこの姫がついていたとかいないとか。
私にもどうぞお力を貸してくださいませとお願いしました。
さすがに「一の宮」だけあって、ものすごい品格・素晴らしい氣を感じました
大きな大きな神様に抱かれているような安心感とでも申しましょうか。
素敵な神社でした~。
湧玉池。
早い桜が咲いています。
そして、パンフレットに載っていた、「山宮浅間神社」にも足を延ばすことにしました。
ここへの行き方を聞きに、大社前の観光案内に入っていくと、
おじさんが出てきて、とても丁寧に教えてくれた上、
近くの日帰り温泉の場所を尋ねると、しきりに「もったいない」と言うのです。
「何がもったいないんですか」と聞いたら、
「私が一緒に行きたいくらいだよ」ですって。
なんか久しぶりにこんなこと言われました(笑)。
さっそく私にも木花咲耶姫様がついてくれたのかもしれませんことよ
さて、向かった「山宮浅間神社」には、本殿がないのです。
面白いですね。何度も何度も作ったのに、そのたびに台風や大風で吹き飛ばされたそうで、
ついに富士山そのものが御祭神なのだと、拝める場所を作ったのだとか。
ここが拝殿なのですが、
あ~。またもどんより雲がかかって、富士山が見えないのでありました
本来なら、こんなふうに見えるらしいです…
「山宮浅間神社」まで行ったら、ぜひ「村山浅間神社」にも行くようにと言われていたので、
車で5分のこちらにもお詣りしました。
本当に山の中ですが、昔、修験道の中心になっていたそうで、
富士山に登る人々が体を浄めるプールのようなものも残されていました。
だんだん疲れて来たのに、このまま温泉に行くのもな~と思い始めた私。
なぜか地図上の「白糸ノ滝」が気になって、
体はもう休みたいよ~と言っているのに、意に反してどんどん車を走らせるのです。
着いた場所はさすがに豪快な滝壺でした。
マイナスイオンにうたれ、清々しい空気を胸いっぱいに吸いました