夕日に透けた紅葉の、燃える赤に魅せられて。 戸田の旅日記~京都 | 戸田さと美オフィシャルブログ Powered by Ameba

戸田さと美オフィシャルブログ Powered by Ameba

戸田さと美オフィシャルブログ Powered by Ameba

毎年訪れる、ここ京都で
大切な人と過ごした、大切な思い出がまたひとつ。

 

image

 

朝日焼十六世 松林豊斎先生の襲名披露式に出席させていただきました。

 

image


正直想像もつかない襲名式なるもの。
いったいどんなものだろう?


服装は、京都だから着物が正装なのだろうか、と思いつつ、

さすがに本物の京都人の前で、着物を着る勇気はない私は、

洋服にしようとだけは決めながら、当日までびびっておりましたw

 

 

冒頭は、能と華と陶のコラボレーションから始まりました。

 

imageimageimage


そのゆったりと美しい声色と、15世と16世を表した紅白の華と松が

朝日焼の器にいけられるようすを見つめながら、

日本の伝統文化の美しさに圧倒され、その優雅さと奥ゆかしさに

ただただ心奪われるばかりでした。

 

朝日焼16世、松林豊斎先生の語られた挨拶は、淡々とした中にも、先代、先々代、そのはるか昔から焼き物を愛し、伝統を守ってこられた人々の‟つなぐ”という思いを大切に守っていくとう強い想いが感じられ、引き込まれるものがありました。

 

 

最後に流された、先代のお父様のビデオ。
‟つなぐ”というものは教えるものではなく、自身が心身に向き合っていく姿の中に、自然と語られていくものであり、それを感じさせることができないのは、たんに足りていないからだ。とおっしゃっていました。

「誰も夜中まで窯に向かい合えなんていっていないのに、そういうところは似るんだな。」という言葉に親子のつながりの深さと愛と感じ、涙ぐんでいた私がいました。

 

imageimageimage

 

夕日に透けた紅葉の、燃える赤に魅せられて。

 

生きてるって、この美しい赤を眺めることができるって、
それだけで幸せだな。

 

image

imageimage

 

そう思いながら京都をあとにしたのでありました。

 

 

 

宿泊先のカンラHOTELも素晴らしく、最高の旅でした。

 

imageimageimageimageimageimageimage

 

 

ただいまは、極寒の韓国出張。

風邪だけはひかないように気を付けたいと思います。

 

また来るね、京都。