多読書評ブログオススメ本
華厳経の中心テーマを「すべての事物・事象の統一性と相互関連性」として、唯識思想と一元という部分に持っていく論旨の明快さが、とても読みやすく、その世界観の元、無自性のような境地を説くのではなくて、自分の生をきれいで価値のあるものにして欲しいという意図を持って書かれている部分に共感します。
一元という考え方や、観察者もその場に必ず影響するなど、量子力学的世界観でも、これらの仏教的な縁起や唯識的な考え方が適用されつつある現在、自分の世界観醸成のための本として、大乗仏教の有名な経典についての本に触れてみるというのはいかがでしょうか。
以下抜書きまとめです。
■華厳経の中心テーマ
すべての事物・事象の統一性と相互関連性
■唯識思想
「存在するものはすべて心の表れである」
自己と自己を取り巻く世界を心の表れ
■心
私たちの心がちょうど鏡のように外界の存在をそのまま映し出しているのではなく、外科医に積極的に働きかけ、イメージを構成し、それにもとづいて生きている
■誰もが
自分の世界を自分でつくりあげ、それを生きる存在
一人ひとりがかけがえのない固有の世界の創造者
■小が大であり、一つがすべてである
あらゆる存在が他のすべて、ないし全体と限りなくかかわりあい、通じあい、はたらきあい、含みあっている
一滴の雫が大宇宙を宿し、一瞬の星のまたたきに永遠の時間が凝縮されている
■初めが終わりである
初心のこのうえない大切さ
■縁起
あらゆるものが「無自性」である
縁によっているだけ
【本日の紹介書籍】
「華厳経を読む」
日本放送出版協会
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第一回目の会も坂本さんの持っている能力全開の相当濃い会でした。
スピリチュアルな能力もそうですが、その人の持っている世界観は重要です。
坂本さんの世界観にビビッと来る部分があれば、是非オススメのワークショップです。
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10958319163.html
【編集後記】
最近うちのテレビで繰り返し流れているのがスタジオジブリの「トトロ」と「ポニョ」です。
あんぱんまんとかどらえもんやゴーカイジャー等の戦隊ものが多かったのですが、なぜか最近はこの2つの宮崎駿映画が、朝晩にひたすら繰り返し流されます。
NHKのドキュメンタリーで宮崎駿が賛否両論ある「ゲド戦記」の映画づくりに対して、「一作一作、時代を変えてやるという意気込みを持って映画を作っていたもんだ。そうじゃなきゃいけないんだ」とぼそっと言っていた言葉が印象に残っています。
その志をもって、子供たちの心を捉えて離さないものが出来る気がしています。
君のその志はいかに?と問われると、ケセラセラとしか応えられないパパ書評ブロガー石井でした。
本日も最後までお読み頂き有難うございました。