多読書評ブログおすすめセミナー詳細レポート


多読書評ブロガー石井です。


U理論の勉強会に参加してきました。


運営のお手伝いもしているのですが、自分も中に入って聞かせてもらうのは久しぶりだったので、以下レポートさせて頂きます。


今回の勉強会で私自身の気づきポイントは以下の3つでした。


□レベル4は時空を超える


□レベル3と2の違いは、問題の中に自分が含まれているかどうか


□ダウンローディングな状態にならないためには、「場にいること」


U理論のことを知らない人はこれを見てなんじゃそれと思われる人もいるかもしれませんが、それはあの神田昌典さんですら、説明し切れなかった理論だということでご了承ください。


もし何かこのレポートの中で感じられるものがあると思われた方は、是非中土井僚さんの話を聞きにいってみてください。


年間100回以上勉強会に参加してきましたが、この内容は本当にオススメできます。


それでは、私が今回の勉強会で受け取った内容を以下順次シェアさせて頂きます。


■問いその1 アイスブレイクにて


「あなたがこの人生で成し遂げたいことは何ですか?」


いきなりこの問いをつきつけてくる勉強会ってなかなかないと思いつつ、、、


■コーチという仕事


コーチは考えない、導かない、予測しない


コンサルタント職をしていた感覚からすると衝撃


■「聴く」ということ


ただ、ただ聴くというだけで、人生の道を見つけてしまったり、激変する人達を見て、聴くということについて何かあると感じた


■問いその2


あなたが「解決したくても、なかなか解決できない」と感じている問題は何ですか?


その問題を解決するための鍵があるとしたら、それはどんなものだと思いますか?


■U理論を一言でいうと


イノベーションを起こすための理論


個人の変容から社会変革にまで応用可能


■結果に影響を与える目にみえない領域


ガンジーやマザーテレサがやったことは散々研究されているのに、世の中がガンジーだらけにならないのは何故か?


画家が書いた絵が、どう描けば書けるのかは目には見えるが、世の中がピカソだらけにならないのは何故か?


U理論提唱者オットーシャーマーは、外から見える部分ではなく、内面にあるのではないのかと考えた


■プロセス


何かの結果を求める時に世の中では、プロセスを変えることを考えがち


U理論は、そのプロセスの変容だけでは対応できないことに対応する方法を追求したいと考えている


問題は明確だけれども解決策が中々見つからない問題へ向き合うもの


ちょうど今ある原発問題など複雑な社会的問題が表面化してきている中、今U理論が求められていると感じる


■土壌を肥沃にする部分


目に見えない部分と目に見える部分を混ぜ合わせることが肥沃になるポイント


同様に、目に見える部分と目に見えない部分の境目に、実りが生まれる社会的なフィールドがある


■土壌となるフィールド(ソーシャルフィールド)


幸せな結婚生活や上司との関係という実りをもたらすための土壌となるフィールドがあるはず


日本でいう「場」の感覚に近いが、オットーが言っているソーシャルフィールドは、自分の内面で起きていることも含めている


■瞬間瞬間


常に空間と時間の中にいるから、その質を高めれば良い


画期的な商品開発のアイデアは、お風呂場かもしれない


瞬間瞬間のソーシャルフィールドの質が高ければ、画期的なアイデアが生まれるかもしれない


■ソーシャルフィールドの転換のポイント


目に見える部分と目に見えない部分の境い目にある


■U理論の大きな3ステップ


まずはひたすら観察する


そして内省する


即興的に行動する


■Uの4レベル


<レベル1> ダウンローディング


自分の頭の中にあるものを通じて聞いている


自分の枠組みにあったものだけ聞く


中身はどうあれ、過去考えたことを再生産している状態


聞く時、自分の枠組みの中で再生産しながら聞いている状態


頭の中を見ている状態


<レベル2> 反証データ


自分が思っていたこととは違うデータが入る


震災でレベル2に多くの人が落ちたはず


津波の映像を見て「うわ?」


被災地を視察して「うわ?」


陸前高田を実際に見たインパクト「空いた口が塞がらない」


現実世界に直面している状態


<レベル3> 共感的


相手の側から世界が見えている


被災地を視察して仰天しても、被災者の人の気持ちになれているわけではない。


被災地を回っても、多くの人が亡くなった実感を持つことはできなかった


気仙沼にて、打ち上げられた船に対して、解体すべきという行政側と、船を戻せという猟師側との溝


レベル2で解決できない問題は、お互いの靴をはけなければ、問題は解決されず保留され、破綻する可能性がある


相手を分析できても状況を変えられない


しゃべらない部下


彼のことを一体どう見ているのか深く内省してみた


人を役に立つのかたたないのか瞬時に判別している


来世で会おう位に思っている


受け入れられる感じがしない


感じが悪い


自分の中で起きていることと、相手に起こっていることとがきちんとリンクして見えたとき、レベル3に入れる


その状態に自分が含まれているかどうかがレベル2とレベル3の違い


単なる批判は、その問題を大きくする


東電の経営陣は、世間からの批判プレッシャーを受けて正常な判断をより狂わせているかもしれないと思えるかどうか


<レベル4> 生成的


場全体が一体感を感じている状態


なかなかこの段階の状態を解説できる物ではない


■レベルを下るためのポイント


<レベル1からレベル2へ>


頭の外 開かれた思考へいくのに、必要なもの


自分の雑念を横に置いてみる、保留する


<レベル2からレベル3へ>


感じ取っている状態へ


あきらめや皮肉めいた声は何か?


レベル3になったときに、純粋な人に対する気持ちが生まれてくる


お互いの靴を履けたときに初めてお互いのことが考えられるようになる


<レベル3からレベル4へ>


今までやっていたことを変えなけれいけない


執着を手放す


恥ずかしさ、命を手放すなど


レベル3はまだ自分の中の話だが、レベル4から生まれたものは時空を超える


レベル4を言葉で説明するのはセンナキコト


手放したときにレッティングカムしたときに、自分の想像の範囲内だったことはない


9期連続で赤字だった会社に2回で組織改革してくれというオファー


「他責だ他責だというが自分が他責だった」


「何で同じ会社なのにそんなにいがみ合うの?」


約束することがある人は向こうに渡って宣言していくという儀式


社長の覚悟


「一つ確認したいことがある。やれないならやらないで会社をつぶす準備をしよう。」


一ヶ月弱を全力でやりきっていくコミットが出来る人は、○。


全員○だった。


場が「シ?ン」となった


やることをやれなかったから本音を言えないと思っていた人


「私はこの会社が好きなんです・・・」


皆、涙・・・


そして、残り一ヶ月の頑張りで黒字化達成


マーケティングとセールスが一緒にお客様の所に行くようになった



この話を聞いて、今回の場はレベル4へと落ちていきました。


■質疑応答にて


ミスチルの桜井さん


個を越えたい


自分を出来るだけ空っぽにして、そこから生まれてくるもので、リスナーの皆とつながりたい


個を超えることをしている人は、ソースとつながったものから出てくる


■懇親会にて


そして、話は懇親会へ続くのですが、人はダウンローディング的に聞いてしまうもので、同じような日常が流れる中で、いかにダウンローディングにならずにいられるかというところが私の中で問いとして残っていました。


そこで俳優でかつ日本再生プログラム推進フォーラムの活動もされている山中茂樹さんと懇親会で話し込む中で、演技するときに、何度も脚本を読み込み、リハーサルを重ねた上で、本番にダウンローディングな状態でなく演技することが出来るのはどうしてですかと尋ねてみました。


「場にいることです」


そして


「ひたすら相手を見ること、相手の言っていることをきちんと聞くこと」


「今に在れ」とは良く言いますが、そのための極意かと思いましたので、追加シェアさせて頂きました。



以上、U理論入門ワークショップセミナー及び懇親会レポートでした。


【参考書籍】


U理論――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術
C オットー シャーマー C Otto Scharmer
英治出版
売り上げランキング: 3008

【関連エントリー】

過去のU理論記事まとめ
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10423288726.html


U理論ワークショップ情報はこちら
http://inlakech.worldchange.jp/


【編集後記】


最近またブログを書いていて編集後記をつけていなかったことに、気づきました。


最近、甥っ子姪っ子の写真をデスクに飾っている人がいて、考えてみると、今タイで働いている独身の弟も、甥っ子姪っ子のさっくんももちゃんの成長していく写真を楽しみにしていると言ってくれていたことを思い出しました。


大きくなってくれるだけでうれしい。皆小さい頃って、そんな愛情を受けて育ってきているものなんですね。


大人になると見えなくなってしまったり、余計なことを考えてしまうことのなんと多いことかと感じます。


自分の心の声にしたがって、自由に冒険したいと願う35歳のパパ多読書評ブロガー石井でした。


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