リハビリテーション体育士&子育て日々徒然 -8ページ目

【今、今、今を生きてる】

娘が学校に行渋り始めてから、わたしは小6の娘にこうやって声をかけていました。

「中学生になるために、ちゃんとしておかないと」

すると娘は
「中学校は行く。○○高校に行きたいから」
と答えました。

娘の休みが続き始め、
「今日は、休みたい」
と娘が言いました。
そのときわたしは
「休まないよ、行くよ」
と言い返していました。

夫は
「休みたいなら、休ませてあげよう。焦らないで、休憩も必要だから。1週間休むってどう?」
と言いました。

次女が
「そうしたい」
と言います。

当時のわたしは、
「1週間も!」
と、言いました。

わたしは学校からこう言われていました。
「中学は、もっと厳しいです。その準備の時期の今です。何とか来れませんか?来ましょう」
と。

学校にそう言われ、母であるわたしは、
「何とか、行かせよう。何とかしなきゃ」
と、躍起になります。
娘の感情なんて、そっちのけ。
学校に行きさえすれば安心、そう思ってました。

だからでしょう。(今だから、わかること💦)
娘はよく
「絶望だ」
と言ってました。

わたしは、
「好きなバレーボールもやって、友達もいて、絶望って何?」
って思っていました。

もう、鬼ババですね。
愛の欠片もありません。

どんどん学校に行けなくなる娘。

夫がスクールカウンセラーに相談しました。
(わたしは、仕事でした)
カウンセラーは、
「学校に行かなくなると、来れなくなるパターンが多いんです。何とか来れませんか?」
と、言います。

夫は家に戻り、娘に、もう一度聞きました。
「○ーちゃんは、どうしたい?」
娘は
「1月は、ずっと休みたい」
と言いました。

毎日の学校からの電話。
情熱を持って、こっそり家まで来てくれる担任の先生。

その行動は、応援で愛情だ、とわかっていても、
娘は、怯えていました。
わたしも、娘と学校の狭間で動くことが苦しかった。

結局、夫が
「休ませます」
と伝え、休んだのです。

そして、今は、SNSの時代。

クラスの女子がSNSを通して心配してくれます。
SNSは、いじめなどの悪いイメージがあるけど、娘は、学校の友達とSNSでやり取りしていました。

はじめは
「どうした?」
「遊びたいよ」
と、心配の声。

徐々に
「席替えしたよ」
など、クラスの状況を伝えてくれました。

それから
「いつ、来る?」
「待ってるよ」
との声。

娘は、
「2月から行こうかな?」
と、答えたそうです。

2月になりました。
朝、起きられない娘。

いつでも正しさを押し付けちゃうわたし。
でも、それは違うって感じていました。
世間体、他者評価。
支援者として、我が子も育てられないの?と、思われるのではないかという不安。
自分のことを考えていました。

ただ、娘に寄り添う。そこだけ、でした。

「自分との約束を守ること、友達との約束を守ることって、大事だと思う。自分を信じられるように、行ってみない?」
と、伝えました。
「でも、、、」
泣きそうな娘。

娘が苦しそう。
娘の感情は何?
娘は、どうしたい?

自分に言い聞かせます。
娘は行きたいって言っていた。
娘が行きたければ、行ければいい。
ずっと、いなくてもいい。
そうか!と思い、
「じゃ、プリントだけ出しに行こう」
と、提案しました。
娘は
「それなら、行く」
と、担任の先生にプリントを渡しました。
担任の先生に
「教室には入れないけど、学校に来たことを、クラスの女子に伝えてほしい」
と、頼みました。

伝えてくれたそうです。
「学校来たんだね。会いたかった」
と、SNS。

子どもが決めて、子どもが行動していく。
すると、徐々に行動が広がっていく。
今週は、少しずつ、毎日、学校に行けました。
(木曜日も、金曜日もドラマがありました)

母であるわたしは、未来の心配をする。
でも、娘は、少し心配はしているようだけど、
感じているのは、今、今、今、です。
今を感じて生きています。
今の感じで、調整していく方が、うまく気持ちを調整できています。

これからのために、今を頑張らないといけないときもあるかもしれないけど、娘を見る限り、今の感情も同じくらい大切だと気づきます。

今、今、今を感じて生きていく。
刹那的なことを受け入れられないわたしでした。
目標のために頑張ること、努力すること。
そうやって生きてきたわたしでした。

今の感情を優先して生きていく。
それが癒しに繋がって、明るい未来を築いていくようにも思えるこの頃です。

【先生、行ってもいい?】

次女が少しずつ、学校に行き始めました。

月曜日はプリントを出すためだけに学校へ。居た時間は5分。

火曜日は以前の担任の先生とお話。
夫とわたしと次女。4人で1時間お話しました。
先生が「〇〇が好きだから、会いたいよ」「顔がみれると嬉しいよ」「〇〇は、頭いいから、自分で決められるよね」と次女を受け入れて、応援してくださっていることを感じました。

水曜日は「体育を見学したい」という次女。
「お母さんと一緒なら行ける。教室には、入れない」というので、わたしも一緒に校庭へ向かいました。

授業は5時間目。
チャイムが鳴る直前に校庭に着きました。
みんなは、並んでいます。
担任の先生も笛を持ってみんなの前に立っています。
1人の児童が娘の存在に気がつきました。
「⚪⚪さんだ!(次女の名前)」
校庭にいるみんなの声が聞こえます。
「先生、行っていい?」
何人もの子が言っています。
先生が、頷くと、一斉に女子が走ってきました。

一気に娘の周りに、女の子達が集まります。
「元気にしてた~?」
「わ~〇〇さんだ♡」
「来た~来た~」
娘の両腕に同級生がくっつき、前も後ろも一杯で、
みんなで娘を集合場所へ連れていきました。

クラスのみんなの温かさにわたしは涙があふれました。
ドラマのワンシーンのよう。
娘の周りは人だらけになりました。

わたしは、予想していた反応と違い、ビックリ!
わたしはネガティブな反応におびえていました。
「ねえねえ、あの子、学校に来てないのに、見に来てるよ」
「なんか、いっぱい休んで、ずるくない?」
「あんまり近づかない方がいいよ」
わたしの心の声は、きっと娘は敬遠されている、と思い込んでいました。たぶん、わたし自身が、友人関係に対して、自信がないからかもしれません。

娘がクラスの子に温かく受け入れられている姿をみて、

人っていいな~、
友達っていいな~、
母親ではない人だからこそ、できる応援があるんだな~

とクラスのみんなに感謝の思いがわいてきました。

娘は、みんなに大切にしてもらっている。
みんな、受け入れてくれて、ありがとう!って。

「誰かに助けてと言えばいい」
と、やっと最近、気づいたわたし。
でも、やっぱり
「どうせ、助けてくれないよ」
という、諦めの気持ちも捨てきれないわたし。

娘が学校に行かなくなって、わかったこと。

それは、自分が相手に思いを伝えることができれば、相手の人は、応援してくれたり、理解してくれる、ということです。

なぜ、今まで、理解してもらえなかったのか?
それは、伝えているようで、伝わるように、伝えていなかったからかもしれない、ということ。

勇気を出して伝えても、
伝わらなかった時のことは、なかなか忘れられない。

きっとわたしは、
「あの、恐くて怖くて、傷つく痛い思いをするくらいなら、自分で頑張って、何とかしよう!」
決めていたのだと思うのです。

でも、今回は違いました。
娘から、新しい事実を教えてもらっているわたしです。

好きだよ、
待ってたよ、
会えて嬉しいよ。
来てくれて、ありがとう。
こういう言葉が、どれほど嬉しいか実感している日々です。

娘は授業には参加できませんでしたが、一緒に片付けをしたり、クラスの子とおしゃべりをしていました。

娘の心の不安を解消できるよう、毎日を安心して過ごせるよう、お母さんとして応援していきたいと思います。

みんなありがとうございます。感謝しています(#^.^#)

【この子は、いい娘さんに育ってるよ】

学校に行っていない次女ですが、2月になって、徐々にエネルギーを取り戻してきました。ゆっくり一歩ずつ前ですが、前に踏み出しているようにみえます。

昨日は午前中は、学校の先生とお話し、午後は、わたしの高齢者の活動に一緒に行きました。

「ドライブになるしな~」と向かったデイサービスセンターは、浜松駅から50キロ位山奥。
活動中は車でくつろぐ次女。
活動後、職員と一緒に車に荷物を運びこむ際、次女を発見した職員さんが「おいで、おいで」と半ば強引にデイサービスセンターの中へ連れてきてくれました(笑)

次女ははじめ戸惑っていましたが、勢いに押され高齢者の前に。
「そぶかわ先生の娘さんでーす」
との紹介に皆さんから一気に注目される次女。
「大丈夫かな~」
と思い見ていると、
職員に連れられ、テーブルごとに一人一人握手をしています。
すると、皆さんが
「顔が小さいね~」
「足が長いね~」
「可愛いね~」
「きれいだね~」
「背が高いね~」
「こりゃ、いい娘さんだ」
と、にこにこ、満面の笑みで声をかけてくれます。
中には
「この子は、旦那さん似だね、シュッとしてるし、きれいだもん」
という方も!
「わたしに似てますよ~」
と言い返しても、
「いや、旦那さんだよ、足も長いし」
って言われ、どんだけ言うんだ~ってこともありました(笑)

車いすから降り、ベットで寝ている方とも握手し、結局、全員と挨拶を交わした次女。
何故か、次女と握手した後は、皆さんニッコニコの笑顔になったり、普段話をあまりしない方もお話をし始めたりして。
一人一人に笑顔で対応している次女の姿は温かかったです。

ご利用者のみなさんから
「いい娘さんに育ってる」
「この子はいい子だね」
と言われ、子育てに自信を無くしていた、わたし自身が勇気づけられる時間になりました。

最後に挨拶をすると、ご利用者のみなさんは、立ち上がって手をふったり、拍手をして見送ってくれました。

次女の初々しい対応は、まるで、デビューしたてのアイドルのようで可愛かったです。

職員の方も
「いつでも来たらいいよ、来たときは、入っておいでよ」
とか、
「本当に大きくなったね」
とか、
「なんか、可愛くなったね」
といってくれました。(2年前にも一回訪問したので)
また、たくさんのお菓子のおみやげまで、持たせてくれました。

次女のお蔭で、見えてくること。
わたしは、訪問先の事業所の方も温かく接してくれる人に囲まれて、生きることができているな~ということ。
あと、次女は「いい娘」だということ。
毎日が、感謝と涙の一日ですね。
ありがとうございました。