こんにちは!
皆さん、妊孕性(にんようせい)という言葉をご存知ですか?
乳がん診療に携わっているとよく使う言葉ではあるのですが
一般の方が知る機会はあまりないようです...
妊孕性とは、"妊娠するための力"で
"孕"は音読みでは"よう"、訓読みでは"はら-む"の"はら"です。
「彼女、はらませちゃってさー」と昔ドラマで誰かが言っていたような...(笑)
要は妊娠するってことですね!
漢字の得意なうちの旦那さん(アメリカ人)が
「この"孕"って、なんて読むの?」って聞いてきたので
やっぱり難しい漢字なんだなぁと実感しました
ここ最近、私が執筆したり、監修したりした、妊孕性(にんようせい)の記事が
二つ出ましたので、ご紹介させていただきます
助産雑誌2024年6月号「AYA世代の乳がんの特徴と妊孕性温存」
ワタクシ、老舗の医学書の出版社 医学書院の助産雑誌で連載を持っているのですが
今回は連載3回目
「AYA世代の乳がんの特徴と妊孕性温存」についてまとめました!
20代後半から30代前半を、乳がん手術件数の多い大学病院で過ごした私。
少し年上の方々が乳がんになり、ショックでしたし
また乳腺外科と産婦人科で行われる妊孕性温存のカンファレンスも興味があったので、参加したり、サマリーを見せてもらっていました。
「パートナーがいなくて、未受精卵凍結になったら、将来の妊娠の可能性は低い」と言われたりすると悔しくって…
なんというか完全に自分ごとだったんです!!
でも私放射線科医なので、この分野への情熱を披露するところがなかったのですが
今回ついに漫画つき7ページにまとめることができました
他の出版社の編集者さんからも「とても勉強になった」とのお声をいただき、
是非AYA世代で乳がんになった方にも読んでもらいたい、と思う内容なのですが
いかんせん『助産雑誌』なので、なんというか、助産師さん以外買いにくいですよね。。
でもよかったら、買って読んでみてください!
フェムテックジャパンカレッジの記事監修「卵子も年をとる!?妊娠するための力って何?」
フェムテックジャパン監修記事第三弾
通常、産婦人科の先生に回ってくる仕事ですが
妊孕性について人一倍考えてきたので、監修させていただきました
個人の思い入れは入れることのできない一般的な記事にはなっていますが
将来子供を望んだときに授かれるために、若い頃から必要な知識です。
是非ご一読ください
上肢リンパ浮腫のセミナーは6/28です
最後まで読んでいただき、ありがとうございます
Have a wonderful day〜