エクストレイル ブレーキ修理 | 佐藤自動車のブログ

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埼玉県戸田市にあります自動車整備工場です。
日々の出来事や作業履歴・自分で出来る小ネタからプロが行う大技まで、
おもしろおかしく書いてま~~す。(^^)v

あー!おしっこ漏らっしゃったー!?

こちらをご覧下さい。
















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すいません。m(_ _)m 
おしっこではありません。m(_ _)m

大雨の影響で、工場内に進入した雨水です。

今回の被害はさほどでもありませんでしたが、ひどい時は一体が水浸しになります。

みなさまは台風や大雨の影響ありませんでしたか?

台風や大雨で当店が一番恐れる状況は、
こちらです。





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島流しです。
完全に孤立します。

こうなっては納車はおろか、一歩も外へでられなくなります。
アメンボみたいにスイスイ水面を歩ければよいのですが、
お腹が減ってもゴハンを買にすらいけません


しかし今回の被害は大きくならず、ヨカッタ・ヨカッタです。
















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平成17年式 ニッサン エクストレイル UA-NT30

以前からブレーキの異音が発生していて、音がだんだん大きくなってきた事から
ブレーキ修理でのご来店です。




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オーナー様と一緒に同乗し異音を確認しました。
確かに異音が発生しております。


どこから異音が発生しているのか? 
まずはリフトに上げて検証を開始します。





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タイヤを外しブレーキ廻りの検証をしたところ、かなりの錆が発生しておりました。

ブレーキ裏側より覗きこむと、ディスクパットがローターに100%当たっておりません。

左フロントブレーキは完全に固着し、ブレーキを引きずっている状態でした。

オーナー様にその旨を伝え、ご来店いただき、
お車の状態を確認してもらいながら修理の内容を決めていきます。

話しの中で、雪道の走行が多いとのこと
凍結防止剤の塩化カルシウムが錆びの原因という事が判明し
今後の安全を考慮して、ブレーキの全交換を実施することとなりました。




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まずは、フロントブレーキより修理を開始します。
ブレーキキャリパー、ディスクローターの順番に取外していきます。





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キャリパー&ローターを取外した様子ですが、ナックルやハブにも錆が発生しております。




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取外したローターです。




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こちらは、ブレーキキャリパーです。




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こちらは、パットを取付ける、キャリパーのブラケットですが、
パットが固着し、素手では取り外す事が不可能な状態になっておりました。

ブレーキが引きずっている状態(ブレーキが少し効いている)

はこちらが原因と考えられます。




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新品のディスクローターと交換をします。




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とその前に、今後少しでも錆びの発生を抑える為に、
防錆塗装を実施いたしました。

こちらの作業は見積りにはございません。
覚悟を決めていただいたオーナー様への配慮でございます。m(_ _)m




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まずは、ディスクローターを車両に取付け固定します。




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こちらは、ハードウエアキットです。
ディスクパットを固定する時に使用します。





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ハードウエアキットの金具をキャリパーブラケットに取付けます。

入庫時にはこの金具とパットが固着しておりました。




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ブレーキ専用グリスを塗り、ディスクパットを固定します。




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次に新品のブレーキキャリパーを取付けします。




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フロントブレーキの交換が終了しました!




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続いてリヤブレーキの修理を実施します。

フロントブレーキと同じように、キャリパー、ローターと順に取外していきます。




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リヤブレーキの内部には、ライニングが設置されております。
こちらのライニングはサイドブレーキ用のライニングで、
画像でもお解かりになるかと思いますが、しっかり当たっておりません。





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リヤのディスクローターの内側にライニングが当たり、
サイドブレーキが効くという構造ですが、
内部にもかなりの錆が発生しておりました。




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ライニング当たり面の半分しか当たっておりません。

オーナー様に聞いてみたところ、確かにサイドブレーキの効き具合が悪かった
との事。
ローターは新品に交換をしますが、ライニングはペーパーがけをして再使用します。




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一度ライニングを取外しリヤブレーキ廻りも防錆塗装を施します。
塗料が乾いてから、ブレーキ専用グリスを塗りライニングを固定します。
この時、ライニングがスムーズに作動をするかの確認も実施します。




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リヤディスクローター。





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リヤブレーキキャリパー。




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リヤブレーキも新品のハードウエアキットを取付けます。




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フロントブレーキと同じように、ローター、パット、キャリパーと順に取付けていきます。




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フロントブレーキ修理完了!




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リヤブレーキも修理完了です!

この後、エア抜きをしながらブレーキオイルを交換し、
試運転を実施します。





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当店に設置してありますブレーキテスターに車を乗せ、
ブレーキの効き具合と左右差がないかどうかを測ります。





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リヤブレーキも同じように測ります。

前後とも良好です!
ブレーキの全交換を実施している為、
当たりが出るまでもう暫く乗り込まないといけませんが、

バッチリ修理完了です。




凍結防止の塩化カルシウムでブレーキ廻りを錆びさせ今回の不具合となりましたが、
雪道を走行したあとに、コイン洗車場で下廻りを洗浄すると大分違いますよ
とアドバイスさせていただきました。

これからのシーズン、スキー・スノボーに出かける方も大勢いらっしゃると思いますが、
雪道を走行した後は
下廻りの洗浄をお忘れなく。















大雨降って大洪水・・・
工場の後ろは壁・・・
右側も壁・・・
左に行けそうだがそれも無理・・・
前の道路は川・・・

8年に1度訪れ、ふりかかる災難・・・
なにか対策は無いもんだろうか???

そうだ!この手があった!







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なんて言ったものの、腰が痛くて走れません

やっぱし無理か~~~















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