先週のドバイはすっかり夏の訪れ…という感じで日中30度を越える日が続いていましたが、今週は荒れています
今朝は雨がたくさん降って、子どもをスクールバスに乗せるので
ドバイに来て初めて傘をさしました
気温は19度に下がり、久々に厚手ジャージの活躍です。
砂漠の地・ドバイでは、飛行機から降雨剤を巻いて雨を降らせます。
雪の核となる物質を雲に撒いて、雨のもとにするわけです。
その物質とは、夫曰く「硝化銀」だったのですが、硝化銀って…劇薬じゃね?
調べてみたら「ヨウ化銀」か「ドライアイス」が降雨剤として有効らしいです。
ただし、ヨウ化銀はヨウ素の化合物であり、甲状腺等への毒性が考えられる…
ので、ドバイ政府が撒いているのがドライアイスだと願うばかりです…
ま、でもこのところ、今にも降り出しそうに蒸していたので
今朝のはナチュラルだったと思いたい(笑)
そう、昨日は特に蒸していたうえに、荒天だったのです。
それはもうこんな感じの…
この『ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル』でトム・クルーズが逃げてる砂嵐に
イメージは遠からずなところもあります。
実際に長く住んでいると、これくらいのやつに遭遇することもあるとかないとか…?
先週も風の強い日があり、風が吹くたびに車道に砂が舞い上がっていました。
…が、昨日はもっとすごかった
砂嵐の日は外出しないほうがいい、と聞いていたのに、
学習能力の低さゆえ、うっかり2歳児連れで外に出てしまったのでした
午前中、つーこ@2歳と家の中で2人で遊んでいて、
ふと窓の外の空を眺めると空が白く曇っていました。
ちょうど近々一時帰国する予定があり、おみやげを買いに行かなければ、と思っていたのです。
ドバイでおいしいもの、のひとつにナッツ類があります。
特にイランから入ってくる
ピスタチオはすっごくおいしい!
食べ始めたら止まらなくって、子どもたちも大好きです
ピスタチオはナッツにしたら比較的柔らかいので
注意するにはせよ、誤飲→窒息の心配も少ないかと。
そして日本で買うのに比べたら、ずっと安い!
そんなナッツ類がリーズナブルに買えると評判のお店が、我が家から徒歩圏内にありました。
CHOC&NUTS、ガイドブックにも必ず載っている、日本人駐妻御用達のお店です。
周りの方々から、CHOC&NUTSで買い物をした、という話はよく聞いていました。
そして、お友達からいただいた、ここの
レモンソルト味のピスタチオは、びっくりするほどおいしかった
それまで我が家でナッツといえば、夫がよく買ってくる、スーク・アル・バハール内のお店Al Rifaiだったのですが
ピスタチオに関しては、CHOC&NUTSが絶対おいしい!
(Al Rifaiもバジルトマト味やビリヤニ味などのカシューナッツやアーモンドがおいしいのでおススメではあります)
しかしながら、一度、金曜日に夫の車で寄ってもらおうとしたらお休みで、
それ以来行く機会がなかったのです。
最寄り駅はバニヤス・スクエア駅ですが、ユニオン駅からも歩いていけます。
Google Mapで調べたら、距離は1kmほど。
よし!と、つーこをベビーカーに乗せて歩いていきました。
Unionの駅前には、GraveYardという名前の公園があります。
お花が咲き乱れていて、芝生の上でインド系の若い男性がお昼寝していたり
昼ごはんなのか、おやつなのか、作業服姿のおじさんたちが2人並んでキュウリをポリポリ齧っていたり
のどかな風景が広がっています。
タクシーの運転手さんも、よくこのあたりで休憩をとっています。
graveyard(墓場)という名前なので、本当に墓場なのか調べてみたら、
ウェブ上に、かつてドバイがまだ小さな集落だった頃、ムスリムの墓地として使われていたが
現在はお墓としては使われていない、と書いてありました。
イスラム教では火葬はご法度で、土葬になります。
だから、もし掘ったら骨とかが出てきたりするんでしょうか…?
といっても、ドバイの人口自体が相当少なかったので、
これだけの広い土地の中でそれを探すのも難しいと思われます。
というわけで怖くない…?(笑)
このgraveyardを通過するくらいまではよかったのですが…
もともとちょっと強いな…と思っていた風が、急に強くなり、
ロングスカートが裾を押さえていないとまくれあがってしまいそうなくらいの強風になってきました。
その強い風とともに、砂が顔にびしびし当たってきます。
しまった…!空が白いのは、砂が舞っているからだったんだ…!
ベビーカーのつーこも、目をしぱしぱさせています。
アラブの人が短命なのは、長年にわたって砂塵を吸い込むから、と聞いたことがあります。
駐在で来ている人でも、アレルギーを起こす方がいるようで、
特に子どもは小児喘息のような症状を起こしてしまうこともあるって...聞いてたのにー!!
しかし、ナッツ屋までの道はもう半分以上来てしまっています。
ここから引き返すか、前に進むか…
迷った末、なにごともなさそうに歩いている周りの人たちを見て、今日は前進してしまうことにしました。
スカーフで口許を覆っている人やマスク姿の人もちらちらいましたが、
大概の人はけろっとしています。慣れの問題なんでしょうね...
そしてたどり着いたナッツ屋さん。
思っていたよりこじんまりしていて、街の昔ながらの商店、といった雰囲気です。
インド系のお兄さんが、つーこと私にチョコデーツをぱっと手渡してくれます。
インド系の若い男性は、赤ちゃん好きが多くって「Hi,baby~How are you?」と
つーこをなでなでしてくれたり、握手しようとしたりで、つーこはたじたじです
南アフリカ産の胡桃、イランのドライアプリコット、エジプトのひまわりの種、
カシューナッツにアーモンド、ミックスナッツといろんな商品が並んでいます。
レモンソルト味のピスタチオは一番人気と書いてあるくせして、
カウンターから覗き込まないと見えないような場所にありました。
気になったものは、お兄さんがスコップですくって試食させてくれます。
欲しい商品を選んで、グラム数でお願いすると、
店名の入ったビニール袋に入れて、パウチしてくれます。
迷った末、私が買ったのは、イラン産の干しイチジクと、
入荷されているらしいと噂に聞いた、ブラジリアンナッツ。
ブラジリアンナッツは道端ジェシカが食べてるやつ!と思っていましたが、タイガーナッツと間違えていました…。
でもアンチエイジングにいいらしいので、試してみます
それぞれ200gずつ、干しイチジク2袋にブラジリアンナッツ1袋、レモンソルト味のピスタチオ3袋
それとチョコデーツが20個くらい袋詰めされたのを2袋買って、計約3000円でした。
お会計をしてくれるイラン人かな(?)のおじいちゃん店主がにこにこ
「ジュースかお水飲んでかない?」と声を掛けてくれましたが、早く帰りたかったので遠慮しました
帰路は少し風が凪いでいました。
つーこは眠ってしまい、目を閉じていたので、少し安心
ただ、帰宅後、私はずいぶん喉が痛くなりました…。
はーこ@5歳は、学校でプールの授業の日でしたが、さすがにお休みだったようです。
ドバイで空が白く(ひどいときは黄色くなるらしい)曇っているときは、
外出しないほうが無難みたいです
干しイチジクはレバノン産の白ワインのアテに
夫が空港の免税で見繕ってきてくれたこのワイン。
味は可もなく不可もなく、な感じでしたが
イスラム圏産のワイン、もっと飲んでみたいなー
↓で予習してきたけれど、実践はなかなかできませぬ。
ピロリ菌治療が終わったら、急激に食欲とアルコール欲が高まっているのでした…