イベント・ホライゾン(グロ注意) | 晩酌かあさん ちょっくらドバイってまいります

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2016年より夫の赴任帯同で、2人の娘とアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで駐妻生活中。 ドバイの暮らしや観光についてブログに綴っております。なかなか晩酌できない国で奮闘中☆

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ホラー映画は生への讃歌です。
一時期よく、ホラー映画が少年犯罪を助長すると言われ
レンタル店でホラーコーナーに佇んでいると警察にマークされるんじゃないかとどきどきしちゃうのですが
極限状態で起こるドラマには深い愛や情念が渦巻いているわけで…。
私は本来たぶん暴力的な人間なので、残虐シーンを見て
自分の中のバイオレンスを抜いているようなとこもあります。

それで怖い映画…
個人的にいちばん怖いのは黒沢清監督の描く幽霊のフラフラーっとした感じなのですが
(幽霊じゃないけど『CURE』はトラウマです)
あんまり賛同が得られない。
子どもの頃見た『この子の7つのお祝いに』は岸田今日子が最恐でしたが
こちらはこの方ファンであるこの方のブログがわかりやすいので、洋画にします。
やっぱり密閉された空間で逃げられない状況のホラーって怖いですよね!
南極で逃げられない『遊星からの物体X』、エレベーターから逃げられない『エレベーテッド』(『CUBE』のDVDに収録されてます)、宇宙船から逃げられない『エイリアン』…
密閉系にもいろいろありますが、私のオススメはこちら
(※グロ苦手な方は下記見ないでください)

『イベント・ホライゾン』(1997年、ポール・W・アンダーソン監督)

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完全にB級扱いされてる作品っていうかB級なんだけど
SF作品としての画もかっこいいし(『惑星ソラリス』のパクリオマージュと言われてますが)、いろんなホラー映画のパクリパッチワークオマージュなんですが、深い!
深い精神世界を描いたホラーなんですよ。

ローレンス・フィッシュバーン(若い!)演じる船長率いる
救助船・ルイスアンドクラーク号。
そのミッションは、7年前に消息を絶ち、
突然海王星近辺に再び姿を現した「イベント・ホライゾン」号の探査でした。
ルイスアンドクラーク号に同乗するウェア博士(サム・ニール)は
イベント・ホライゾンに搭載されたワープ装置「コア」の開発者です。

イベント・ホライゾンに辿り着いたルイスアンドクラーク号の乗組員たちが目にしたのは、無惨な遺体たち。
「コア」は地獄へと繋がり、意思を持っていたのでした。
そしてウェア博士がコアに取り憑かれてしまい、

こんな人が
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こんななっちゃって
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さあ大変!

あとは阿鼻叫喚の血祭り地獄です。
改めてグロシーンみたら傷口にウジ虫わいたりして大惨事でした。
宇宙でもハエの繁殖力はすごいんですね!

でもグロよりも怖いのは宇宙の果てで自分自身の罪や悪と対峙するという、
人間自身の持つ恐ろしさですかね。
宇宙の果てで愛する妻と逢う『惑星ソラリス』や自分自身(の起源)と対峙する『2001年 宇宙の旅』とやっぱり似てますね。

『イベント・ホライゾン』高校生の頃観たきりなので
筋を確認しようと思ってウェブを観ていたら
この方のブログ、町山智浩さんの記事もめちゃ面白い!

『エイリアン』は人気のない3が好きです。
デヴィッド・フィンチャーの暗い雰囲気が好きだし
スキンヘッドのリプリーかっこいいですよね!

2人目が生まれた冬、お風呂が大変で
リプリーのヘアスタイルにしたい…と思ったものでした。