私は休職扱いにしてもらえることが正式に決まりました。
なんていい会社なんだろ…・°・(ノД`)・°・と感謝の限りです。
名古屋でのサラリーマン生活もあとひと月ほどで一区切り…
なので1時間のランチタイムをちょっと満喫しようとしております。
病み上がりでお腹にやさしいものがいいので…
「日本の女優第一号」として知られる川上貞奴が大正時代に住んでいた、
和洋折衷の不思議な雰囲気の建物「文化のみち 二葉館」の近くにあります。
この川上貞奴、すごい人なんですよ。
1894年に書生芝居をしていた川上音二郎と結婚しますが、音二郎が2度衆院選で落選。夜逃げして築地からボートで国外脱出しようとしますが、失敗、淡路島に漂着して一命をとりとめます。
さらに、1899年、旦那さんのサンフランシスコ興行に同行しますが、途中女形が死亡してしまったので、急遽代役をつとめます。ところが興行師が一座の資金を全額持ち逃げ、異国の地で無一文となり、餓死寸前でシカゴに到着。
このときの鬼気迫る演技が大好評を博し、以後、世界的な女優として、ロダン、ドビュッシー、ピカソからも絶賛されます。パリの社交界では貞奴の着物を模した「ヤッコドレス」が流行したとか。
すごい生命力ですね!
川上音二郎の死後は、福沢諭吉の娘婿・福沢桃介と恋に落ち、ふたりが暮らしたのがこの「二葉館」です。
ん?娘婿?不倫…?このあたりよくわかりませんが、桃介は慶應義塾の運動会で諭吉に気に入られたんだそうです。駆け足が早かったそうで。
桃介さん、色男ですね。そんな貞奴邸の近くの川井屋さん、
お昼はひっきりなしにお客さんが入ってきます。
味噌煮込み、カレー煮込みが人気ですが、
普通のうどん/きしめんもすごくおいしい!
澄んだおつゆがやや塩きつめですが旨味たっぷり。
手打ちの麺はしっかりコシがあります。
五目はエビの身や鶏も入っていて、柚子がきいててオススメです。
川井屋さんは仕事で近くに来たときにたまたま入ったのですが
時々うずうずと食べたくなります。
お隣の席では、常連さんらしき老夫婦が、仲睦まじいつがいの鳥みたいに身を寄せ合って、味噌煮込みを啜っていました。
地元で愛されてるお店なんだな、という感じ。
もう春はすぐそばですね。