小1、ノートに悪口を発見。どうしたらいいのか?3ステップで解決しよう | 低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

学童保育18年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

 

お疲れ様です。子育てコーチング協会インストラクターのさとさんです。

 

 

小学校に入ると人間関係が増える。増えればそれだけ、いろんなことが起きます。30人ちょっとのクラスで、担任の先生が子どもたちの関係を全て把握するのは無理。

 

なので、ママが先に見つけることも増えてきます。ノートを見たらいたずら書きをされていた、なんてこともありうるね。

 

見つけてしまったママはオロオロしてしまうかも。

 

そんな時、どんな対応がいいのか?

 

ノートのいたずら書きを発見してしまった(小1)。どうしたらいいですか?

 

結論

 

.子どもにノートのいたずら書きのことを質問(訊く)。

.そのあとは、子どもの話を聞く。

.子どもが十分に話したら、最後に「ママにできることある?」と訊きましょう。
 

 

 子どもに安心感を

 

ママにノートのいたずら書きのことを言われたら、間違いなく子どもは緊張します。不安に襲われている。

 

ノートのいたずら書きを、子どもが気づいていないなら、初めて知ったショックも加わる。知っていたら、「見つかってしまった」と感覚もあるよね。

 

こんな時、できればやってほしくないこと。

 

尋問

 

状況を詳しく知りたくて、ついつい言っちゃうかもしれせん。

 

 

尋問パターン

こんなこと書かれてるけど、これ知ってる?
うん…

 

誰に書かれたの?
うん…

 

誰に書かれたの!
〇〇ちゃんに…

 

先生は知ってるの!
知らない

 

なんで、言わないの!

うわーん

 

大げさに書いてるけど、こんな風になっちゃうよね。尋問すると。これは「子どもの話を聞く」とは全く違います。

 

 

子どもの話を聞くパターン

こんなこと書かれてるけど、これ知ってる?
うん…

 

知ってるんだね
うん…〇〇ちゃんがね…

 

そうなんだね。
うん。〇〇ちゃんに言ったんだけどね…

 

そうだったんだね
うわーん

 

嫌だったんだね
うん。〇〇ちゃんがね…

 

この後、子どもの話が終わったら、最後に訊いてみましょう。

 

ママにできることある?

 

この後は、子どもが「大丈夫」とか「先生に言ってほしい」とかいうかもしれません。それを尊重して、ママの次の行動を決めれるといいよね。

 

 

注意は必要

子ども同士のトラブルは、小学低学年くらいだとほぼ間違いなく、お互い様のことが多い。

 

落書きをされる前に、〇〇ちゃんに何かやっている場合も多いです。その前に、〇〇ちゃんが何かやってて、その前に〇〇ちゃんにやってる。

 

朝からのことを引きずって、仕返しになってることも少なくありません。

 

なので、〇〇ちゃんだけが悪いということではないし、子どもだけが悪いということではないですよね。

 

小1くらいだと特に自分のされたことだけを報告します。

 

もし、子どもが〇〇ちゃんに何かしてて、それを話してくれたのなら、それもそのまま聞いてあげるといいよね。

 

子どもの話が十分に終わったらね。

 

「そういうことをすると嫌な気持ちになる。そんな時は、どうしようか?」

 

って子どもと話し合うといいですよね。

 

※中学生くらいになると、ことは深刻かもしれないので、子どもの話をよく聞いてから、先生に相談することをおすすめします。

 

 子どもの話を聞く目的

 

子どもに安心感を与える

 

トラブルを解決できれば、なおさらいいけどね。

 

このいたずら書きの一件を通して、子どもとの未来の関係を作る。

 

そんなイメージです。

 

尋問をしてしまうと、今後同様なことが起きた場合、教えてくれなくなったり、嘘をついてごまかしたりすることが増えるかもしれません。

 

尋問されたら、嫌だもんね。

 

子どもの話を聞き、そのあとに訊く。

 

 

子どもに安心感を与えるコミュケーションで、子どもの心は満たされます。

 

だけど、ママの心はモヤモヤ・ザワザワしているかもしれません。

 

 

 こころの声を聴く

 

そんな時は、気持ちを話せる人でそのまま聞いてくれる人がいるなら、話せるといいですよね。

 

もし、身近にいなかったら、そのときは「こころの声を聴く」をしてみてください。

 

 

自分の中にしまっている声を自分で聞くようなイメージです。

 

大丈夫かな…いじめられないかな…
心配なんだね

 

もしいじめられたら…怖い
そうか…怖いんだね

 

そう、怖いんだな
怖かったんだね

 

感情は、そのまま感じきると収まってきます。

 

それにね。まだ、いじめられてるかどうか…わからないよね。もし気になるなら、先生に相談してみましょう。

 

 

3つのきくは、子育てのピンチにこそぜひ試してほしい。

 

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