ニカラグアの新着コーヒーです
ニカラグア ロス・アルティプラノス農園 パカマラ・ナチュラル
目の覚める黒スグリのようなキリっとした酸と、カシスのアロマが優しく香る上品なナチュラルの味わいです
ロス・アルティプラノス農園は、2021年、このパカマラ・ナチュラルでCOE受賞を果たしています
昨年23年春に初めて扱った農園ですが、相変わらず綺麗な液体の質感は顕在。
ただ今回のパカマラ・ナチュラルは、優しいトロピカルフルーツ感で、カシス味が強い印象です
イケおじ リカルド・クアドラ・ファハルドさん
ニカラグアは、歴史的に1980年代の内戦による国家経済の疲弊が尾を引き、今でも隣国ホンジュラスともに中米の中でも貧国です。
貧しい国故、スペシャルティなどの高品質なコーヒー生産に取り組み、収入を上げていく努力を続けています。
'02年と初期からCup of Excellenceに参加し、積極的に取り組んできました。
ニカラグアの主要産業は、第一次産業(労働力割合40%)である農業です。
米、牛肉、たばこ、バナナ、砂糖キビなどを生産していますが、コーヒーの輸出による収入は全体の30%を占めているので、とても重要な農産物と言えます。
アラビカ種の年間生産量はおおよそ250万袋(一袋60㎏換算)。
ホンジュラス、メキシコ、グアテマラに次いで中米では4位の生産量となっています。
主要産地は本土の中央から北西部にかけてのエリアです。
(主にヒノテガ、マタガルパ、ヌエバ・セゴビア)
小規模農家の割合が90%を占めていますが、35ha以上の大農園による生産量が全体の30%を占めています。
(要は大規模農園のデカさが半端ないってことです)
生産者のほとんどが水洗処理施設を持っていて、ウエットパーチメントまで仕上げ、農協や輸出業者などの乾燥場に持ちこみます。
ニカラグアは標高が全体的に高くないので、マイルドな味わいのコーヒーが多く、ブレンドのボディ下支えをするものとして重宝される印象です。
凄い個性を持つコーヒーに出会うと、「うえマジかニカラグアで!」ちょっとビックリしたりしますね(失礼)
ロス・アルティプラノス農園も70haと、とても大きい農園です。
大きいが故にパカマラやジャバニカ、パライネマ、カツアイなど色んな種類のコーヒーを生産・研究することが出来ているのだと思います。
「標高」という条件には恵まれてはいない国ではありますが、その環境に適合し魅力が開花する品種を研究し続け、びっくりするような味わいのコーヒーを創り出して貰えたら嬉しいなぁと感じています