このことわざを読むだけでも
馬の気持ちがわかるような☆
馬耳東風
・・・・昔から「馬の耳は北風には敏感だけど、東風には鈍感だろう」と人間に決め付けられていたそうです。馬が東風を気にしないで受け流すように、人の意見や批判を受け流して無視して気にしないこと。
「馬の耳に念仏」「馬に経文」ということわざも同じような意味です。
肥え馬、難無し
・・・・馬は少々肥えているものの方が欠点が少なく、無難なこと。
天高く馬肥ゆ
・・・・馬にとって食欲が盛んで夏の間バテて衰えた精力が回復し、肥えて毛並みが良くなる季節(秋の気配がただよう季節)のこと。
毛を見て馬を相す
・・・・馬にとって食欲が盛んで夏の間バテて衰えた精力が回復し、肥えて毛並みが良くなる季節(秋の気配がただよう季節)のこ
内で掃除せぬ馬は外で毛を振る
・・・・ふだん手入れの悪い馬は外出の時に外で毛を振り落として散らかしてくるように、内部で隠していたことが外に広まってしまうこと。
蹄なきは馬なきなり
・・・・馬にとっては蹄(ひづめ)が一番大事で、蹄の悪い馬は馬としての価値が下がるものだということ。博労(馬の商売人)は馬を見るとき、まずは蹄と歩き方を見て馬の価値をだいたい鑑定します。
馬やせて尾長し
・・・・やせている馬の尾は長く伸び、よく肥えた元気のいい良馬の尾は短くてすっきりしていること。
「馬疲れて尾長し」「捨て馬の尾長し」ともいいます。
馬は八歳、牛は六歳
・・・・博労(馬の商売人)が馬や牛を取引するときにひとつの目安とする年齢。馬は八歳ぐらい、牛は六歳ぐらいが一番働き盛りであるということ。
ずるがしこい博労は馬への目利きが素人の相手に対して、「この馬は八歳ぐらいで今が働き盛りのいい馬だよ」とごまかして高く売りつけることがよくあったそうです。
牛馬は年上になるほど歯が変形したり磨り減ったりしてくるため、牛馬への目利きが鋭い人は歯をチェックしてだいたいの年齢がわかるそうで、だまされにくいようです。
しかし、3~4歳の若い馬の歯を(無理やり^^;)削って八歳ぐらいの馬の歯そっくりにして歳をごまかして高く売りとばした、さらにずるがしこい博労も時々いたようです。(ずるいですね^^;)
馬を相するこれを痩に失す
・・・・馬を見るとき、その馬がやせていると他の長所まで見落とされてしまうこと。
馬眠り
・・・・馬が立ったままで眠ること。馬は立ったまま眠るのが本来の姿なので、馬は立って眠っているのが健康の証であるとされています。
老馬道を知る
・・・・馬は一度覚えた道は忘れないで知っていて、人が道をあいまいに覚えているときは馬の行く方向に行った方が正確であること。「馬に道をまかす」とも言います。
一に心、二に手綱、三に鞭、四に鐙
・・・・馬に乗るときに大事なこと4つを言ったもの。第一に自分の心が馬に通じること、第二が手綱さばき、第三が鞭の使い方、第四があぶみのふんばり方、こうしたもの全部が一体となって、初めて上手に騎乗できるということ。
手馬、手綱いらず
・・・・飼いならしてお手馬にした馬は、手綱がなくてもちゃんと言うことを聞かせられるほどお互いによく知りつくしていること。
馬持たずに馬貸すな
・・・・馬を持ったことがない者は、馬の気持ちや扱い方がよくわからなくて馬も相手も苦労するから、そういう者には馬だけは貸さない方がよいこと。「子を持ったことのない人に子をくれるな」ということわざも同じような意味です。
人間万事塞翁が馬
・・・・中国の故事によるもので、人生の吉凶は予測できない、長い時間の中で初めてわかるものであること。中国の塞翁(辺ぴな場所にすむおじいさん)の馬がとなりの国に逃げていき困り果てていました。が、その馬は後に子を産んで駿馬を連れて戻ってきました。塞翁一家は大喜びし、その駿馬に息子が乗り、やがて落馬して大けがをしてしまいました。しかしその怪我のおかげで、となりの国との戦争が起きた時に出征しないですみ、無事に安楽に暮らすことができたという中国の故事が元ネタです。
馬のもの覚えたよう
・・・・馬は一回覚えた一つの経験をいつまでも忘れないことから、一度覚えたことをいつまでも忘れないことをいいます。
春出しの馬押さえがきかず
・・・・秋田、新潟などの豪雪地帯では冬の間馬を小屋に閉じ込めておくため、春になって久しぶりに外に出そうとすると馬がすっかり興奮して暴れてどうにもおさえがきかなくなる時のように、元気がよすぎておさえがきかなくなる、衝動的になるときのことをいいます。
馬に乗れば唄心
・・・・馬に乗ると心が豊かになって気持ちが大きくなり唄心がわくということ。なので、馬産地方では草刈唄、馬子唄、馬方節、博労唄など馬に関する唄や民謡が数多くでき、伝統芸能の一つとして伝えられているようです。
ハミ合わねば馬術なし
・・・・馬を調教するには、ハミが一番大事であること。
三馬の鞭
・・・・馬には上中下の三段階があり、上の馬は鞭を見ただけで走り出し、中の馬は一回鞭を入れれば走り出し、下の馬は何度も鞭を入れなければ走らないことをいう。
「良馬は鞭影を見て行く」とも言います。
しゃくし馬も主が使えば歩く
・・・・足の遅い馬、人の言うことをきかない馬でも、飼い主(心の通う者)が使えばけっこうよく歩くということで、ものは使いようというような意味があります。
胸がえ延びれば尻がえつまる
・・・・馬に荷物をつける時、荷鞍が動かないようにしっかりと前に胸がえを、後ろに尻がえをつけますが、これがしっかりつけられていないと一方が延び、もう一方は逆につまってしまって荷物運搬の仕事にならないということ。
馬は宵に飼え、人は昼に飼え
・・・・馬は夜食を充分食べさせると次の日よく働きます。人は昼飯にごちそうを食べると夕方遅くまでよく働くことができます。このように、給料の与え方が大事だということ。
「駒は宵に飼え」ともいいます。
馬は土から
・・・・良い馬をつくるには広い土地、良質の牧草地が何よりもいい基礎条件であること。
心をもってせざれば名馬生まれず
・・・・名馬が育つためには飼い主の愛情が一番大事だということ。
牛馬の死は百五十日の忌穢(いみけがれ)がある
・・・・牛馬を死なすような不幸があったときは150日も気を付ける必要があること。
家に帰りたがる馬は高く売れる
・・・・帰り道をよく知っていて、家に帰りたがるような帰巣本能の感がよい馬は、売るときはきっと高く売れるということ。