札幌の皮膚科専門医/美容皮膚科 女医 日景聡子です。
 
 
「phil漢方」という医師向けの医学雑誌からご依頼があり漢方臨床レポートの原稿を書いていましたが、このたびついに発刊されて手元に届きました。
 



 
私に与えられたテーマは「ニキビの外用薬と十味敗毒湯(漢方)を併用した時の効果について」でした。(下から3つ目です)
 
 
ニキビに漢方薬を使うのは以前から皮膚科でスタンダードでしたが、続けていただくためには外来でどのようにお伝えしたらいいか、トラブルが出た時はどのように対応したらいいか、そんな話をまとめてみました。
 
 
私も高校時代は苦い漢方を飲んでいました。今みたいに優れた外用薬がない時代です。
 
 
そんな話は過去記事に書きました。何度かご紹介していますね。
 
粉の漢方を上手に飲めなくて、漢方を包むオブラートを親に買ってもらいましたが、そのオブラートが喉に引っかかってゲホゲホε= o(+ω+,,) ゴホゴホ していたのが懐かしいです。笑
 
 
今は1日2回タイプや錠剤タイプもありますし(私は錠剤苦手なんですが笑)、苦くない漢方もありますので続けやすくなってきています。
 
 
☑︎生理前にニキビが悪くなる
☑︎便秘がひどい
☑︎胃腸に負担がかかっている
 
 
など、体の内側の要素とニキビが関連していそうな時は生活指導とともに漢方も処方しています。
 
 
漢方って、痛み止めみたいに飲んですぐに効果が分かるようなものではないので、モチベーションの維持が結構大変だったりします。
 
 
どんなところに効くのか、またどのくらいの期間で実感できるのか、をきちんとお伝えすることで少しでも続けやすい環境を整えていけたらと思っています。
 
 
漢方は特に、問診やコミュニケーションが大切な分野だと思っています。
 
 
日々の診療からフィードバックを繰り返し、次の結果に繋げていきたいです。
 
 
漢方関連の記事は過去にいくつか書きましたので、ご覧になってみてくださいね。
 
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