こんにちは。 札幌出身・アメリカ在住の皮膚科専門医/美容皮膚科女医の日景聡子です。
【お知らせ】
今までのスキンケアブログの内容につきまして、
ご質問・ご感想・リクエストを2018年3月15日(日本時間)までお受けしております。

期日までに頂いた内容は、帰国までに記事にしてシェアさせていただきます。

アメブロからのメッセージ・コメント、直接お知り合いの方はメール等でも可能ですので、ぜひお送りくださいね。
沖縄へ旅行に行くお友達から、質問がありました。

 

「飲む日焼け止めを買ってみたんだけど、

これさえ飲めば日焼けしないってこと?」

 

実は、ココに気を付けていただきたいんですね。

 

飲む日焼け止めは、私が持っているヘリオケアの他、

UVlockなど、新しい種類のものも発売されてきて、

飲み方や作用時間が少しずつ違います。

 

↑写真右の小さなボトルが、ヘリオケアです。

 

「飲む日焼け止め」というネーミングから誤解を生みがちなのですが、

飲む日焼け止めは、塗る日焼け止めの代用品ではありません。

 

あくまでも、塗る日焼け止めの弱点を補う、という位置づけです。

 

南国への旅行などでは、小まめな塗り直しができなかったり、

全身へ塗る時に塗りムラが発生したりするので、

それをサポートするということですね。

 

飲む日焼け止めに含まれている成分には、抗酸化作用があります。

 

紫外線を浴びることで生み出される、活性酸素の害を減らすということですね。

それによって、紫外線による皮膚の反応を抑えようというものです。

 

しかし、紫外線が皮膚に侵入するのを防ぐのは、

塗る日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤だったり、紫外線散乱剤です。

 

飲む日焼け止めを飲んだとしても、塗る日焼け止めは必要ですので、

そこはくれぐれもご注意下さいね。

 

アメリカ皮膚科学会からも、このことについて注意勧告が出ています。

 

飲む日焼け止めを飲む利点としてはもう1つ、

多くの商品にはビタミンDが含まれていることです。

 

紫外線対策をすることで、ビタミンD不足になるのを補うためですね。

 

ビタミンDは骨を維持するのに必要な栄養素ですので、

紫外線対策とのバランスが必要ですよ。

 

いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。
 
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