こんにちは。 札幌出身の皮膚科専門医/美容皮膚科女医のSatokoです。
昨日の大豆イソフラボンの続きで…
食事の記事で「これが良いですよ」とお伝えすると、
サプリなどで1日の必要量以上に大量に摂りすぎる方もいるのですが、
これはおススメしません。
水溶性の場合はおしっこで出ていくので無駄になりますし、
脂溶性の場合は蓄積していって危険な場合もあります。
大豆イソフラボンは、水溶性
大豆イソフラボンは水溶性なので、食べて1-2日すると尿から排泄されます。
つまり、1日だけ大豆製品を大量に摂っても、効果がないということですね。
少しずつ、コツコツが大切です。
そして、大豆イソフラボンを効果的にエクオールに変えるためには、
エクオール産生菌を腸内に持たなければなりません。
そのためにも、大豆製品を積極的に摂取する必要があるんですね。
「さとこさん、食事であれこれ書いてるけど、
そんなにあれもこれもできないでしょ…」
と言われそうですが、
大豆イソフラボンは、お味噌汁1杯+豆乳100mL+納豆1パックで
1日の必要量が摂れます。
他の栄養素より目標をクリアできそうですよね。
エクオール産生菌も摂れますし、一石二鳥です。
食物繊維は腸内細菌のエサになる
ただし、食事でどんなに良い菌を摂ったとしても、
食物繊維がなければ菌が定着しづらいです。
食物繊維は、腸内細菌のエサになるからです。
海藻・キノコ・根菜類なども一緒に摂るといいですね。
腸内細菌の改善には長い時間がかかります。
また、腸内細菌の構成(腸内フローラ)は幼少時から始まるので、
お子さんにも大豆製品を食べさせてあげるのが大事ですね。
(アメリカでは納豆が高いからと、買い控えしている私…反省。)
↑一番簡単なのは、納豆パック+豆腐とわかめのお味噌汁です
そうそう、豆腐とわかめのお味噌汁は、こんな時にも役立ちました。
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。