こんにちは。 札幌出身の皮膚科専門医/美容皮膚科女医のSatokoです。
女性ホルモンというと、月経周期や妊娠のイメージが強いですね。
実は、女性ホルモンと肌の状態は密接に関わっています。
女性ホルモンは2種類
ご存じの方も多いですが、女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがあります。
1か月の中で、周期的に分泌量が変わっていきます。
(↑画像お借りしております)
エストロゲンは排卵直前に分泌量が増加しますが、
角層の水分保持や真皮のコラーゲン増加に関わります。
一方、プロゲステロンは排卵後~月経前に分泌が増加し、
皮脂の分泌を促進します。
このこととシミには深い関係があります。
スキンケアを変えるなら、排卵日あたりがいい?
排卵前から増えたエストロゲンが角層の水分を保持し、コラーゲンを増やすので
この時期は肌の調子が良いことが多いです。
一方、月経前は便秘になりやすかったり皮脂の分泌が増えたりして
ニキビができやすく、肌が敏感な時期です。
肌も、1か月を通して周期があるんですね。
今までやってきたスキンケア、変えてみようかな…
化粧品、変えてみようかな…
そういう時は、ホルモンの影響で角質の水分量が多い(=乾燥に強い)
排卵日前後からスタートしてみるのも1つの手ですね。
いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。