こんにちは。札幌出身・アメリカ在住の皮膚科専門医/美容皮膚科医の日景聡子です。
 
寒い日が続いていますね。
アナーバーは最高気温が-12℃前後です。
札幌でもかつて経験したことのない寒さ…(去年は暖冬でした)
 
さて、こんなに寒いと、朝起きて顔を洗うのも辛いですね。
今日は洗顔のポイントです。
 
 
洗顔でまず気を付けるのは、お湯の温度と摩擦刺激
 

ニキビで悩む10代の方と乾燥肌に悩むアラフォーの方では

アドバイスが違ってきますが、

今回は後者の方を対象に書きますね。

 

まずは、お湯の温度。

寒いからといって、熱いお湯で洗ってしまうのはNGです。

(私もよくやってしまうのですが…洗顔後の顔の乾燥度合いが違います)

 

32℃とか、雑誌によっていろいろ書いていますが、

ざっくりいうと、体温よりもぬるいくらいで洗うといいです。

 

それから、こすらないことです。

マッサージするように洗ってしまう方が多いのですが、

摩擦刺激はシミなどの原因になりますので要注意です。

 

そして、こすると角質が剥ぎ取られて、乾燥が進みます。

 

よく泡立てて、包むように優しく洗ってください。

メイクを落とすときは、優しくなでてくださいね。

 

泡立てネットを使うのもいいですし、

泡で出てくるポンプ式でもいいです。

 

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石けんの種類

 

ちなみに、洗顔石けんは、純石けんまたは、

添加物の少ないものがいいです。

 

スクラブ入りの洗顔フォームはNGです。

皮膚に細かい傷がつきます。

 

ピーリング石けんは、くすみを取るなどで人気ですが、

乾燥肌を招きやすいので、連日使用はお勧めしません。

 

小鼻周り、顎周りなど、部分的に1-2週間に1回程度が無難です。

(クリニックで個別に指示をもらっている場合は例外です。)

 

夜はメイク落としも兼ねて石けんで顔を洗うことになりますが、

朝はぬるま湯洗顔だけで十分です。

 

ちなみに私は、お湯で落ちる日焼け止めしか塗っていないので、

ポイントメイクの部分のみ石けんで洗っています。

 

朝は、ぬるま湯洗顔のみ。

乾燥が最小限に抑えられて、とても心地よいです。

 

乾燥肌がひどい方は、洗いすぎないこと。

石けんで落ちるメイクにして、強いメイク落としを使わないこと。

 

あれこれ化粧品を付け足すことよりも、

自前の保湿成分を奪わないことに目を向けてくださいね。

 

 

気を付けるべきポイントは、
①お湯の温度
②摩擦を避ける
③石けんの種類(と、メイク)

です。

簡単にできることなので、ぜひ気を付けてみてくださいね。

 

いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。