札幌出身の皮膚科専門医/美容皮膚科女医のSatokoです。

 

タイトルの件、

お友達からよく聞かれる質問No.1ですアップ

 

実はこの質問、

ドクターによって答えが違ってくるんですよね。

 

提案している治療内容、クリニックのポリシー、

ドクター自身のバックグラウンド…

 

(どういうキャリアを経て

美容に携わっているか、ということです)

 

それぞれの立場があり、

どれが正解とは言い難いと思います。

 

もちろん、相談してくる方のお悩みによっても

アドバイスが変わってきますが…

 

私はいつもそんな時、

最初にこう話しています。

 

■自分は病気も診て、

皮膚科専門医を取ったうえで美容も勉強しているので、

皮膚科学に基づいてアドバイスするよう心掛けていること

 

■商業主義にならないようにしていること

(そもそも現在休職中ですが)

 

■私自身化粧品が苦手なので、

コスメ大好きな方はがっかりしてしまうかもしれないこと、

そして他の華やかな美容女医さんのような答えは

期待しないでほしいこと(笑)

 

 

これを踏まえてもらった上で、

自分の考えを話しています。

 

というのも、

私がスキンケアで悩んできた経緯と

大いに関係しているからです。

 

細かい部分は

一人一人肌を診ないと何とも言えないので、

 

ここでは一般論だけ

書かせていただきますね。

 

私が化粧品で気にかけてほしいと思っているのは、

メイク落としと日焼け止めです。

 

この2つは、質のいいものを選んでほしいなあと思います。

 

石鹸で落ちるファンデーションだと、

メイク落としがいらないので

更に負担が少なくなりますラブ

 

日焼け止め(BBクリームや、日焼け止めパウダーなども)は、

紫外線によるしみ・しわを予防するため、

何度も塗り直したりするです。

 

そのため、できるだけ肌への負担の少ない

良質なものを選んだ方がいいです。

 

そして、季節や状況に合わせて

使い分けることをお勧めしています照れ

 

塗り直すとすぐになくなるので、

日焼け止めだけでも結構買い足すことになりますが、

 

何種類か用意して

上手に使い分けると良いと思っています合格

 

■私はここのファンデーションや日焼け止め、

ポイントメイクが気に入っています。

 

今はたまーにしかファンデーションつけませんが、

チークはここのサクラ色です。

日焼け止め乳液は夏用。

 

https://www.beautifulskin.jp/

 

↑いま久しぶりに見たら、

保湿剤が発売になっていたみたいです。

帰国したら私も使ってみたいですラブラブ

 

 

■日焼け止めはこちらも愛用しています↓

 

夏以外はお湯で落ちるタイプ、

夏は石けんで落ちる

ウォータープルーフタイプを使用中です。

 

泡の洗顔石けんも便利です。

 

http://noevirgroup.jp/nov/product/hiyakedome.aspx

 

(他にも好きなものはあるのですが、

あえてクリニック専売品は除いています。

 

あくまでも一例として

ご参考になさってください。)

 

 

ファンデーションや日焼け止めに気を遣えば、

強いメイク落としがいらなくなって

肌への負担がぐっと減りますダウン

 

 

メイク落とし…実は私、

20代からずっとオイルクレンジングを使っていました。

 

子どもと入浴するので、

短時間ですっきりメイクを落としたかったのもあります。

 

でも、今思えば洗顔後の顔のバキバキ感…ガーン

 

そして、基礎化粧品を数種類つけて…

(ところが入浴後の子どもの身支度などで、

ところどころステップを抜かす)

 

しょっちゅう顔が赤くなって…

という感じでした。

 

パッチテストをしていないので

確定診断はできませんが、

 

きっとボロボロになった肌から

化粧品の成分が入り込んで、

かぶれていたのだと思います。

 

オイルクレンジングは洗浄力が強いので、

肌の乾燥を招いてしまいますゲッソリ

 

自分の肌が持っている保湿成分を

大量に奪っていきます。

 

そのあとに、基礎化粧品を大量に塗り足しても、

限界があったんでしょうね。

 

いくら塗っても乾燥が治らない!

新しい化粧品買い足さなきゃ!という前に、

 

まずは「落とす」プロセスに

目を向けていただきたいな、と思いますひらめき電球

 

かつての私は、

この引き算のプロセスを疎かにしていましたえーん

 

メイク落としに気をかけず、

次々と新しい化粧品に手を出す…

足し算ばかり考えていました。

 

乾燥肌がひどい、という方は、

もしかしたら私と同じ状態かもしれませんね。

 

メイク落としの問題と、

ファンデーション・日焼け止めの問題は、

実はセットなんです。

 

石けんで落ちるものを使えば、

強いメイク落としがいらなくなるからです。

 

日焼け止めは時と場合によって

汗に強くて落ちにくいものを使う必要がありますが、

365日そうする必要はないですよね。

 

高い化粧品を一式買い足す前に、

まずはメイクとメイク落としを見直しましょう目

 

こうお話しすると、

お友達はみんな「えっはてなマーク」となります。

 

「〇〇の化粧水が良くて…それからクリームは…」

という答えを期待しているからでしょうね。

 

シミ・シワを改善させてくれる特殊な化粧品は美容皮膚科でも取り扱っています。

 

しかし、皮膚の土台がボロボロのうちに使ってしまうと、

挫折してしまう可能性大だと思いますガーン

 

普段のスキンケアを見直した次のステップとして、

取り入れてみるのもいいですねニコニコ

 

「じゃあ、さとこさんその化粧品どうして使ってないの?」

と聞かれるのですが…(苦笑)

 

効果の裏返しとして

赤くなったり皮が剥けたりする反応があるため、

 

肌のトラブルが落ち着いた今でも、

私はちょっと苦手なのですあせる

 

(クリニック専売品なので今は入手できない、というのもあります。)

 

そのため、化粧品の役割は保湿のみ、

と割り切って、保湿剤1種類だけを塗っています。

 

私のように化粧品がなかなか使えない方は、

レーザーなど違う方法でお悩みを改善していけるので大丈夫ですよ。

 

これから冬に向けて乾燥の時期になってきますが、

乾燥対策にクリームを買う前に、

私のお話を参考にしていただけると嬉しいですニコニコ

 

■よろしければこちらの記事もお読みください音譜

皮膚科医にも、皮膚の悩みはありました