せつ子のドロップ | ミ―ナに恋をして

ミ―ナに恋をして

誰も読まない、誰も覗いてくれない、寂しくてしょうがない、甘えたい、すがりたい、泣きたくてしょうがない、でも、誰も助けてはくれない。そんなブログを書いてみよう。

せつ子のドロップ

映画「火垂るの墓」の一コマだ

涙ぽろぽろ、泣けてくる

その分、罪びと平凡な人

重い荷物を背負って生きる

せつ子の思いを汲んでやる

可哀想だと心に刻む

心得ひとつ、娑婆の風

 

今はもう秋、虫が鳴く

明日はお盆だ、墓参り

お墓の前で手を合わす

立派なもんだ、その心意気

日本男児の晴れ舞台

語り尽くせぬ思いが溢れる

ただ感謝するのみ、首を垂れる

礼を尽くす、ありがたい

 

自己満足じゃ、しょうがない

自分に折り合いつけるだけ

自己陶酔じゃ、酔いしれる

自分の領域汲み尽くす

ご都合主義だよ、造作ない

お墓の前で手を合わす

なかなかやるじゃん、たいしたもんだ

心根優しい、いい人だ

信心深くて、凛としてる

 

平けく、安らけく

平安時代に思いをはせる

無難に生きる術を見つけたい

居心地の良い場所を見つけたい

とやかく、あれこれ面倒くさい

簡単で単純、素朴な気持ち

誰に遠慮する訳じゃない

ただただ、こうする、ああしたい

お墓の前で手を合わす

感謝してみる、首を垂れる

 

明日はお盆だ、墓参り

うじゃうじゃグジャグジャ

幽霊いっぱい

呪い、祟りで金縛り

不甲斐ない自分が化けで出る

にゅっと手が出る、ああ怖い

せいぜい生きろ、生き恥さらして

許してやろう、まあ、いいか

自己満足じゃ、ナルシスト

いい振りこいて、生きやがれ

誰に遠慮する訳じゃない