80年代洋楽を時系列に振り返るコーナー48回目です。
今回は1982年2月1~2週目分になります。
この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップします
4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はで表現しています。
振り返りなので、メジャーなTOP10ヒットは推し以外の曲にもコメントします。
中にはネガティブなコメントもあるかもしれませんが、あくまでも個人的な感想なのでご了承くださいませm(_ _ )m
1位 Centerfold - The J. Geils Band
Jガイルズ・バンド最大のヒット!6週も1位をキープしました。邦題「堕ちた天使」
70年代にも数曲をヒットさせてましたが、ここにきて特大ブレイク。ニュー・ウェイヴと本来の彼らのアーシーな味が絶妙にミックスされていて、これは文句なしの五つ星です!曲の内容も最高で、本屋で立ち読みしてたら昔好きだった女の子がエッチなグラビアに出ていてショックだったけど、最終的にはナナ~ナ、ナナナ~と浮かれながら買って帰るバカバカしさ。しょーもないんですが、ここまで能天気にやられたら、もう愛するしかない(笑)
3位 Harden My Heart - Quarterflash
アメリカのロック・バンド、クォーターフラッシュのデビュー曲で最大のヒット。
リード・ボーカルの女性がサックスも演るというのが独特なバンド。例えるなら、バービー・ボーイズのKONTAとか?
ブルージーで哀愁感のある曲ですが、グルーヴィーな感じがよいですね ちょっとフリートウッド・マックっぽいかな。
5位 Turn Your Love Around - George Benson
「Give Me The Night」の大ヒットに続けとばかりにリリースされた同路線の洗練されたダンス・トラックで、当時リリースされたベスト盤に新曲として収録された曲。こちらも大ヒットとなり、R&BチャートではNO1をゲットしています。
「Give Me The Night」に比べるとよりスムーズになった感じがします。ギターはあまり聴こえないし、スキャットもなく、とにかく甘く歌うことに徹しているような印象を受けますが、このピアノのリフが最強で、カッコいいんDAYONE(笑)
7位 The Sweetest Thing (I've Ever Known) - Juice Newton
カントリー系、女性シンガーのジュース・ニュートン、3曲目のTOP40ヒット。ポップ・チャートで大ブレイクしたアルバム「Juice」から3曲目のシングル・ヒット。薄めのカントリー・ポップ・バラードで、悪くないけどちょっと地味かな。
11位 Cool Night - Paul Davis
ポール・デイヴィスといえば、まず77年の「I Go Crazy」そして83年の「'65 Love Affair」を思い出しますが、その次に好成績を記録したのがこの曲。哀愁たっぷりの「I Go Crazy」とポップで軽やかな「'65 Love Affair」のちょうど中間にあたるような、ポップなミディアム・バラードです。
哀愁と甘さのブレンド具合が実に「ほど良い」感じで、メロディーも親しみやすく、スッと心に入ってきますね。レオン・ラッセルのような長髪、ヒゲ面のむさ苦しい風貌とはかけ離れた、甘く透明感のある声も魅力。
13位 Waiting On A Friend - The Rolling Stones
ストーンズの傑作アルバム「刺青の男」からの3rdシングル。これは80年代のストーンズ作品でもトップクラスの名曲だと思います!
バラードですが、独特のグルーヴ、サックス、ピアノ、そして変なファルセット(笑)などストーンズ以外に作り得ない無い唯一無二の曲だと思います。アルバムを通しで聴いてエンディングにこの曲のイントロが流れてくると、何度聴いてもちょっと感動しちゃうなあ。
20位 Love Is Alright Tonite - Rick Springfield
大ヒットした「ジェシーズ・ガール」が入ったアルバム「Working Class Dog」からの3曲目のシングルで、オープニング・ナンバー。
弾けんばかりの爽快ノリノリのR&Rにハマって、一時期アホみたいに聴きまくってた時期がありました。最後の方のサビの手前でタメるところ、ここはちょっとした見せ場ですね。楽しい!
29位 Working For The Weekend - Loverboy
カナダのロック・バンド、ラヴァーボーイのブレイク作。最高位29位ながら、しっかり年間チャートの100位にランキングしていたような。爆発的ではないけど、かなりのロングラン・ヒットだったのだと思います。
爽快に走るR&Rで楽しいわけですが、「それ行け!ウイークエンド」という頭悪そうな邦題も、この場合アリだと思います。そこから連想されるR&R本来の軽率なイメージが、この曲の魅力に輪をかけているのではないかな。
というわけで、今回はここまで。
エイティーズ・ファンのみなさんの推しは何でしょうか!?