90年代洋楽を時系列に振り返るコーナー9回目です。
今回は1990年9月分になります。
この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップします
4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はで表現しています。
振り返りなので、メジャーなTOP3ヒットは推し以外の曲にもコメントします。
中にはネガティブなコメントもあるかもしれませんが、あくまでも個人的な感想なのでご了承くださいませm(_ _ )m
1位 If Wishes Came True - Sweet Sensation
フリースタイル系の3人組ガールズ・グループ。エクスポゼとかカバー・ガールズみたいな感じですかね。ありきたりのバラードに聴こえるけど1位って凄いな。正直こういう系は苦手
1位 Blaze Of Glory - Jon Bon Jovi
ジョン・ボン・ジョヴィのデビュー・ソロ・シングル。
ボン・ジョヴィの「ウォンテッド・デッド・オア・アライブ」を彷彿させるようなアーシーなパワー・バラード。演奏は渋くてカッコいいんだけど、曲自体は普通かな。
1位 Release Me - Wilson Phillips
先にヒットしたデビュー・シングル「Hold On」に続き2曲目の全米NO1。2週1位をキープしました。
溌溂とした「Hold On」に比べると、こちらはソフトなミディアム・バラード。西海岸らしい爽やかさは健在で、健康的で無垢な感じが魅力的
1位 (Can't Live Without Your) Love And Affection - Nelson
カントリー・ミュージシャンのリッキー・ネルソンの双子の息子によるバンドのデビュー・シングル。
イケメン2人というビジュアル先行な感じもありましたが、いやいや、これイイ曲だと思いますよ。ポップで爽やかなロック・ナンバー。双子だけにハモリも息が合ってバッチり。自作曲で才能も感じさせますが、デビュー・アルバム以降人気が失速してしまったのは残念。
3位 Unskinny Bop - Poison
ポイズンの3作目のアルバムからの1stシングル。最高3位と彼らにとって2番目にヒットした曲になります。
ポップで軽いタッチの曲が多かったイメージですが、この曲は当時エアロスミスを手掛けていた、ブルース・フェアバーンのプロデュースということもあり、ノリは軽いけど適度な重さとハードさがあってカッコいい
3位 Do Me! - Bell Biv DeVoe
ニュー・エディションのボビー・ブラウンでも、ラルフでもジョニー・ギルでもない、残党3人によるユニット。(失礼な言い方ですが当時多くの人がそう思っていたかと)
先に「Poison」が最高3位と大ヒットしましたが、2ndシングルもこれまた大ヒット。もはや売り上げではジョニー・ギルやラルフを凌いでいます。グルーヴィーでダンサブルなナンバーで、ビートは当時主流のニュージャック・スウィングですね。「Poison」に劣らずこちらもカッコいいです!
6位 Thieves In The Temple - Prince
アルバム「グラフィティ・ブリッジ」からのシングル・ヒット。
全米NO1ヒット「バットダンス」の勢いもあったと思いますが、ちょっと地味な曲の割に最高6位は大健闘だと思います。「ビートに抱かれて」やアルバム「アラウンド・ザ・ワールド...」あたりに通じる、ちょっとブルージーでロックっぽいサウンドですよね。プリンスらしいイイ曲だと思います。まだまだ絶好調期を感じさせる曲です。サビ前のブリッジ部での空耳「修理代、夜なべ~」も忘れられません(笑)
9位 Epic - Faith No More
アメリカのロックバンド、フェイス・ノー・モアの初ヒットで一発ヒット。
ヘヴィー・メタルとヒップ・ホップを組み合わせたレッチリみたいな曲ですが、この時点ではレッチリはヒット・チャートに登場してないんですよね。LAメタルがもてはやされた後、その後のロックの潮流を占う象徴的な曲のように思います。
10位 My, My, My - Johnny Gill
ニュー・エディション加入後の初ソロ・アルバム(実は通算では3枚目)から2曲目のシングル・ヒット。
これは名バラードですね~。ジョニー・ギルの素晴らしいパフォーマンスが堪能できます。まさに名唱で、鳥肌モノです。プロデュースはLAリード&ベビーフェイス。ケニーGも参加。
12位 Can't Stop Fallin' Into Love - Cheap Trick
アルバム「Busted」からの1stシングル。
ポップなミディアム・バラードで、ロビン・ザンダーのボーカルが円熟味を増して魅力的なんだけど、ちょっとロッド・スチュワートみたい。前作の大ブレイクを継続できず、結局これが最後のTOP40ヒットになってしまいました。いい曲だと思いますが、本来のこのバンドの魅力はこういうのじゃないはず。
というわけで、今回はここまで。
エイティーズ・ファンのみなさんの推しは何でしょうか!?