90年代洋楽を時系列に振り返るコーナー7回目です。
今回は1990年7月分になります。
この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップします
4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はで表現しています。
振り返りなので、メジャーなTOP3ヒットは推し以外の曲にもコメントします。
中にはネガティブなコメントもあるかもしれませんが、あくまでも個人的な感想なのでご了承くださいませm(_ _ )m
1位 She Ain't Worth It - Glenn Medeiros (Feat. Bobby Brown)
1987年のデビュー曲「変わらぬ想い」のヒットで知られるハワイ出身のシンガー、グレン・メデイロス最大のヒット。2週1位をキープしました。
軽快なダンス・ナンバーでビートは当時のメイン・ストリーム、ニュージャック・スウィングですね。ボビー・ブラウンとの共演も話題になりましたが、このボビー・ブラウンのネーム・バリューもこの曲の大ヒットに一役買ってそうです
2位 Hold On - En Vogue
4人組の女性R&Bグループ、アン・ヴォーグのデビュー曲。
この曲は衝撃的だったなあ~。90年代のガール・グループ・ブーム、そしてヒップ・ホップ・ソウルの先鞭となる存在で、その後のR&Bシーンへの影響は計り知れないものがあります。ボーカル・グループとしての力量は、この曲の冒頭のスモーキー・ロビンソン「Who's Loving You」のアカペラでまず度肝を抜かれるわけですが、このドヤ顔のアカペラから、JBの「Payback」ネタのファンク・グルーヴへの展開が凄くて、いつ聴いてもゾクゾクしちゃいます。今聴いても全然色褪せないカッコ良さ!
4位 I'll Be Your Shelter - Taylor Dayne
全米NO1「Love Will Lead You Back」に続くシングル・ヒット。
別になんてことない曲ですが、当時バイト先の有線で頻繁に耳にした刷り込みもあって懐かしくて妙に好き パンチのあるボーカルも、このちょっとアーシーなアメリカンな雰囲気に合ってますよね。
8位 Enjoy The Silence - Depeche Mode
UK出身のロックバンド、デペッシュ・モードのアメリカで最大のヒット。
ビート的にダンス・ナンバーですが、UKバンドらしい退廃的な雰囲気が印象的。渋いけどカッコいいなあ。評論筋からも評価が高く、90年代最高の曲ランキングとかに選ばれる曲のようです。
10位 Hanky Panky - Madonna
自身が出演した映画『ディック・トレイシー』と連動したコンセプト・アルバム『アイム・ブレスレス』から「ヴォーグ」に続く2枚目のシングル・カット
映画が1930年代を背景にしているので、サウンドは懐古的なスウィング・ジャズ風の軽快なダンス・ナンバー。楽しい感じですが内容はちょっとSMな感じ
14位 You Can't Deny It - Lisa Stansfield
ソロ・デビュー・アルバム『Affection」からのシングル・カットで、アメリカでは「All Around the World」に次ぐヒット。
R&Bチャートでは「All Around the World」と同様に1位になってます。この時期のUKソウルの盛隆を感じさせますね。実にスタイリッシュでグルーヴィー。カッコいい!
35位 Kiss This Thing Goodbye - Del Amitri
デラミトリといえば95年の「Roll To Me」(全米10位)が有名ですかね。でも、もっと前にこんな曲もヒットしてたんですね~。初ヒット作です。アーシーでミディアムなロック・ナンバーで、こういう曲は個人的にまさにツボ。大好きです!
というわけで、今回はここまで。
エイティーズ・ファンのみなさんの推しは何でしょうか!?