す80年代洋楽を時系列に振り返るコーナー38回目です。
今回は1981年8月3～5週目分になります。
この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで５つ星評価し、４つ星以上を推しの曲としてピックアップします
４つ星と５つ星のあいだの微妙な加点は
で表現しています。
振り返りなので、メジャーなTOP10ヒットは推し以外の曲にもコメントします。
中にはネガティブなコメントもあるかもしれませんが、あくまでも個人的な感想なのでご了承くださいませm(_ _ )m
1位 Endless Love - Diana Ross & Lionel Richie 
モータウンの大物2人のデュエットで、作者はライオネルリッチー。9週間も1位をキープしました。
ダイアナはソロでは6曲目の1位。スプリームス時代を入れるとなんと18曲目の1位。これはビートルズの20曲に次ぐ史上2位の記録なんだそうな。ライオネル・リッチーもこの時点でコモドアーズとして２曲の全米NO1があり、ケニー・ロジャースに書いた「Lady」も全米NO1と、まさにトップ・スターの共演ですね。
曲の方はというと、ロング・セラーになるだけあり流石に名曲です。エンディングに向けて２人が熱くなっていくところ、ゾクゾクしますね～
後にこれまたビッグな２人、マライア・キャリーとルーサー・ヴァンドロスがカバーしますが、やっぱりこのオリジナルが最高。
2位 Theme From "Greatest American Hero"(Believe It or Not) - Joey Scarbury
アメリカのシンガー・ソングライター、ジョーイ・スキャベリーの一発ヒット。
デビューは1968年と古いのですがヒットに恵まれず、テレビ・ドラマの『グレイテスト・アメリカン・ヒーロー』のテーマ曲を書く仕事が回って来て成功を掴むことに。西海岸風のポップで爽やかな曲で、この時代にマッチしたサウンドがウケたんでしょうね。よく晴れた朝に聴いたら、気分がよさそう♪
2位 Slow Hand - Pointer Sisters
ポインター・シスターズの1978年の「ファイアー」に並ぶ最大のヒット。
「ファイアー」同様にR&B色は薄く、AOR系のポップ・ナンバーですね。スロー・ハンドというとエリック・クラプトンを思い出しますが、ここでは関係ありません。スローな手の男性が好きという内容で、たぶんちょっとエッチな感じだと思います
3位 I Don't Need You - Kenny Rogers
ケニー・ロジャース、7曲目のTOP10ヒット。ライオネル・リッチー作の「Lady」が大ヒットした直後にヒットした曲。同路線の曲でプロデュースは同じくライオネル・リッチーですが、ライターは違う人みたい。ソウルフルな魅力はあるけど、ちょっと地味ですかね。。。
17位 The Stroke - Billy Squier
70年代はPiperというバンドでＫＩＳＳの前座をしたこともあるというビリー・スクワイアの初ソロ・ヒットがコレ。
クイーンの「We Will Rock You」とピンク・フロイドの「Another Brick in the Wall」をミックスしたようなへヴィーでファンキーなＲ＆Ｒでカッコいいですね～。実際、当初プロデュースをブライアン・メイにオファーしたそうです。ブライアンにはスケジュールの都合で断られたけど、クイーンの「The Game」の時のプロデューサーを紹介され制作されたとのこと。なるほど、やっぱり意識してるんですね
19位 In The Air Tonight - Phil Collins
ソロ・デビュー・アルバム「夜の囁き」のタイトル曲であり、ファースト・シングル。
暗く重たく単調な曲だけど、途中パワフルなドラムが入ってくるあたりから盛り上がってきて、ヴォーカルが熱くシャウトし始めた頃にフェード・アウト。スリリングでゾクゾク感があるだけに、もうちょっと聴いていたいと思うほど。この一本調子で、ここまで聴かせる演出は凄いな。とてもユニークで圧倒的な存在感です！
27位 You're My Girl - Franke & The Knockouts
アメリカのポップ・ロック・バンド、フランク＆ザ・ノックアウツの２曲目のTOP40ヒット。
先にヒットした「スウィートハート」と同じアルバムからの2ndシングル。ハードで哀愁感のある「スウィートハート」とはまた違った雰囲気で、こちらは凄く爽やかな西海岸風AORナンバー。サビがキャッチーでいいよなあ。思わず一緒に歌っちゃう
というわけで、今回はここまで。
エイティーズ・ファンのみなさんの推しは何でしょうか！？