60年代洋楽を時系列に振り返るコーナー14回目です。
今回は1966年2月分になります。
この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップします
4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はで表現しています。
1位 Lightnin' Strikes - Lou Christie
1962年デビューのアメリカのシンガー・ソングライター、ルー・クリスティ唯一の全米NO1ヒット。邦題「恋のひらめき」
昔っぽいポップな曲ですがサビからが急に異質。ファルセットに変わるんですが、これがソウルフルでいいんだよな~。まるでビージーズみたい。1位になるだけのインパクトと存在感がありますよ、やっぱり。あのジョン・レノンが「影響を受けたミュージシャンの一人」と公言しているそうな。
3位 Up Tight (Everything's Alright) - Stevie Wonder
1963年の全米NO1「Fingertips – Part 2」以来のビッグ・ヒット。
当時まだ15歳ですが、すでに作曲も手掛けています。ノリの良いダンサブルなナンバーでホーンが軽快ですね♪スティーヴィーのノリも抜群。声変わりした溌剌とした若々しいボーカルが魅力的。シャウトもエキサイティングで、ソウル・シンガーとして光輝いてます!
7位 Don't Mess With Bill - The Marvelettes
モータウンのガールズ・グループで、とりわけビートルズやカーペンターズもカバーした1961年の全米NO1「Please Mr. Postman」が有名。
その後しばらく目立ったヒットがなかったけど、この曲で久々のTOP10ヒットになりました。スモーキー・ロビンソン作の、ゆったりしたグルーヴィーなナンバー。渋いけど、いい味だしてます
22位 Call Me - Chris Montez
アメリカのシンガーソングライター、クリス・モンテス2曲目のヒット・シングル。
A&Mレコード移籍後の最初のアルバム「The More I See You」からは3曲のTOP40ヒットが出ましたが、どれもちょっとジャズっぽい洗練されたポップなナンバーでした。1stシングルとなったのが、この曲でペトゥラ・クラークのカバー。ボーカルはちょっと頼りないハイトーン・ボーカルですが、演奏含めスタイリッシュな雰囲気がとにかくお洒落でカッコいい!
39位 (You're Gonna) Hurt Yourself - Frankie Valli
フォー・シーズンズのフロントマン、フランキー・ヴァリの初ソロ・ヒット。
ちょっと陰りのあるナンバーで、フォー・シーズンズでやるにはイメージが大人っぽすぎるかもしれませんが、これ、めっちゃイイ曲!哀愁感のあるAメロBメロから、サビで一気に爽快になるのがツボ。洗練されたブルー・アイド・ソウルですね
というわけで、今回はここまで。
皆さんのお気に入りの曲はありましたでしょうか