水中カメラマンのデスクワークな日々 -449ページ目

イルカの動画ムービー2連発!

本家Channel AGG にイルカの動画ムービーを2つアップしました。

●トラック環礁(ミクロネシア連邦チューク州)ジープ島周辺に生息するバンドウイルカ(ミナミハンドウイルカ)
  と
●バハマドルフィンサイトのタイセイヨウマダライルカ

 トラック環礁は、今年7月、バハマドルフィンサイトは、今年6月のロケの時の映像です。
バハマドルフィンサイトは、絶好のコンディションの日の映像なので、いつもこんなに良い状態でイルカに逢えるわけではありません。
 トラック環礁の方の映像は、透明度が悪い場所だったせいもありバハマの映像より見劣りしてしまいますが、もっと透明度が良い時もあります。
 去年はこんな感じ でした。イルカの人なつっこさは、意外かもしれませんがトラックの方の気がします。

 撮影したビデオ機材は、水中はいずれも、Panasonic AG-HVX200 で、バハマの方のボートからの撮影はSony HDR-FX1 です。なぜ、FX1で撮ったかというとHVX200の方のメモリーが使い終わってしまっていたからです。

 ここだけの話、FX1の映像は編集でかなり加工しました(高輝度、高コントラストの被写体に弱いです)。一方、HVX200の方は殆ど素のままです。

ミナミハンドウイルカ

タイセイヨウマダライルカ
 ↑ 今月の「ダイビングワールド」の高砂淳二師匠のエッセイがこのロケの時の話が載っています。
ボートからの映像の横では高砂さんがエッセイに載せてた写真を撮ってました。
ムービー最後の集団のイルカは、例のスリスリ集団で、我々は相手にされていません。

特許報奨金

 私は以前、某電機メーカーのサラリーマンだったわけですが、退職してからも年に一度くらいの割合で、以前の会社から連絡があります。

 連絡の内容は、私が在職中に発明し、特許登録された特許の報奨金の支払いに関するものです。

 特許報奨金といえば、青色発光ダイオード(中村修二氏と日亜化学)の何百億円という発明の対価を巡った裁判が有名ですが、最近の傾向として、サラリーマンが職務上発明した特許に関しても、実用化され利益を生み出した際には、妥当な対価を発明者に支払う事が普通になってきました。

 私がかつて勤めていた会社も、いつごろからか、登録された特許に関して、自社製品での実績、他社製品による侵害の実績をちゃんと調査し、利益に応じた対価を特許報奨金として支払ってくれるようになりました。

 特許というかいわゆる知的財産権というものは、本人の権利ですから、会社を辞めても関係無いんですね。

 なので、私のように会社を辞めても、ちゃんと所在を突き止めて特許報奨金を支払ってくれるんです。

 今思えば、「こんな事だったら、もっと在職中にいっぱい特許を申請すればよかった」とちょっと、いや、かなり後悔しています。

 在職中、業務命令で「特許提案書を書け」といわれても、その時は面倒臭いんですよね。仮に提案書が通っても、1件につきせいぜい1~2万円の奨励金しかもらえません。
 1~2万円でも10件、20件まとまればそれなりの金額にはなりますけど。

 で、特許として実際に登録されるまで数年、実用化され製品が利益を生み出すまで数年、結果的に特許報奨金としてまとまったお金になるまで、なんだかんだで10年位かかるものです。
 なので、結構気の長~い話なのです。

  でも株とかハイリスクな財テクに手を出すより、技術系のサラリーマンは、特許提案を一生懸命やった方が、リスクの無い、確実な財テクだと思います。1件100万円の特許報奨金でも100件で1億円ですからね。本気で取り組めばできない話ではない気がします。

 ガンバレ! 技術系サラリーマン!!

第19回 東京湾大華火祭の動画

  昨夜の東京湾大華火祭の動画をアップしました。
 改めて思うに、東京湾大華火祭は写真向きの花火大会かもしれません。

第19回東京湾大華火祭

 3週連続で週末花火大会へ行ってきました。
 去年は出遅れて断念した竹芝桟橋の場所がなんとかキープできたので、雨天順延でしたが、意地で行ってきました。
 花火大会としての迫力は、圧倒的に 江戸川区花火大会&市川市民納涼花火大会の方だと思いますが、東京湾の綺麗な夜景の中に打ちあがる花火の美しさは東京湾大華火祭ならではの魅力です。

例によってビデオ中心に撮ってきたのですが、東京湾大華火祭は写真向きの花火大会ですので、無理して機材をいっぱいかかえて撮ってきました。
↓写真は、Canon EOS 5D 、例によって多重露光(笑)です。
  
【追記】花火の動画をこちらにアップしました。

東京湾大華火祭

東京湾大華火祭

東京湾大華火祭

同姓同名の悲劇(テロ編)

 昨日、ロンドンでテロ未遂騒ぎがあって、空港は大変だったそうです。
 テロを未然防げた事は非常にありがたいことなのですが、空港の警備が厳しさを増すと、ただでさえ手荷物の多い我々は海外ロケに出かける時はちょっと憂鬱な気分になります。
 特にビデオ機材も写真機材もフルデジタル化したせいで、ノートパソコンやらバックアップハードディスク(しかも、いっぱい)のような怪しい機材を沢山持ち込むようになったので、手荷物検査が厳しくなると本当に憂鬱です。

 おまけに、私の場合もうひとつ憂鬱な原因がありまして、私と同姓同名の「サトウヒロシ」が、ICPOから国際指名手配されているのです。
昨年のサイパンでオーバーブッキングで帰国日がずれた時、チケットの再発行でトラブって、「サトウヒロシ」が国際指名手配されている事が発覚したのです。
ちなみに、日本で最も多い同性同名は「サトウヒロシ」 です。

 先日のバハマロケに行く前、アメリカ大使館に「同姓同名が国際指名手配されているようですが、入国でトラブルになる恐れがありますか?」と尋ねたら、「機械読み取り式のパスポートであれば、たぶん問題ありません。」という事で実際、渡米の際には問題はありませんでした。(後のグアムも同様)

 しかし、ネットで「国際指名手配犯と同姓同名だったことによるトラブル」を調べた所、
911のテロ直後は、「テロリストと同姓同名の人は飛行機の搭乗を拒否された」とか、
「フィリピンに入国しようとしたら、逮捕された。」とか
笑い話ではすまされない前例が意外とあるのです。

日本人国際指名手配犯と同姓同名の悲劇↓
http://plaza.rakuten.co.jp/kommy/diary/20051113/
http://asukal.seesaa.net/article/3036223.html

テロリストと同姓同名の悲劇↓
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/Security/20041019/151437/
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20030411201.html
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/08/post_bfd7.html
http://www009.upp.so-net.ne.jp/kansi-no/foreign/index.htm

 今度の9月11日で「911テロ」の5周年で、空港警備が強化されるとの話です。
 9月までに、モルディブとフィリピンの2回、海外ロケの予定が入っているのですが、なんだか憂鬱になってきました。