花組の柚香さんのプレ退団イベントのコンサートは、大好評だったそうで、無事に千秋楽を迎えられて良かったです。
世間やマスコミで、これだけ宝塚歌劇団が良い意味でなく、取り上げられている中で内部の生徒さんたちも辛い思いを抱えて必死で気持ちを奮い立たせて、頑張っていらっしゃると思うと、切ないです。
歌劇団も一刻も早く、亡くなられた生徒さんのご遺族に寄り添って、新しく出直すように動いて欲しいです。
見ていると、本当に解決したり、組織を改善しようと動いていらっしゃるのか、全くスピード感が感じられ無いです。
宙組の生徒さんたちは、公演も中止でお稽古もままならず、仲間を失って、注目されて、お辛い思いでいらっしゃると案じられます。
そんな中、今週の文春の記事には驚きしかありません。
「生徒の自己解決を促した」とあって、生徒たちによるお話し合いがあったそうです。
組長さんやトップスターさんのお言葉が載っていて、これ、事実なんでしょうか…。
同じ組の生徒さんが、死を選ぶほど追い詰められて苦しい思いをされていた事を分かっていらっしゃるように思えないんです…。
「自分たちのパワハラを省みず、きいちゃんへの謝罪の一言もない。あまりに無自覚で、こわいです…」
と下級生の思われる方の言葉があって、読んでいるだけで何と言ったら良いのか、言葉が出ないです。
一番怖いのは、本当に無自覚だと思います。
規則書とやらの、組みの規則をまとめた手書きの上級生への礼儀作法が記されたものがあるそうですが、それも根本的な物は変わりないそうで、何のための見直しなのやら…。
上級生への伝達、「上げ下げ」とやらで、次々に伝言ゲームのように、玉突き指導らしく、例えば1人の上級生から叱られると、その下の学年の上級生からも同じ内容で叱られ、さらにその下の上級生からもお叱りと、同じ事で何度も叱られる事態になり、亡くなった生徒さんも苦しんでおられた制度だそうですが、組長さんは、指導に必要と言われているとか。
何だか、脱力ですねー。
少しも変わろうとしない。これから先も同じ事が起こる可能性があるのに、あくまで変わろうとしない。
何だかなぁと気持ちが滅入りました。