秋刀魚の歌
2013年9月15日(日)記
夕食はこの秋初めての秋刀魚(
さんま)


佐藤春夫 秋刀魚の歌
あはれ
秋風よ
情〔こころ〕あらば伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉〔ゆふげ〕に ひとり
さんまを食〔くら〕ひて
思ひにふける と。
さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸〔す〕をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみてなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児〔こ〕は
小さき箸〔はし〕をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸〔はら〕をくれむと言ふにあらずや。
あはれ
秋風よ
汝〔なれ〕こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒〔まどゐ〕を。
いかに
秋風よ
いとせめて
証〔あかし〕せよ かの一ときの団欒ゆめに非〔あら〕ずと。
あはれ
秋風よ
情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼児〔おさなご〕とに伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす と。
さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。
秋風よ
情〔こころ〕あらば伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉〔ゆふげ〕に ひとり
さんまを食〔くら〕ひて
思ひにふける と。
さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸〔す〕をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみてなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児〔こ〕は
小さき箸〔はし〕をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸〔はら〕をくれむと言ふにあらずや。
あはれ
秋風よ
汝〔なれ〕こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒〔まどゐ〕を。
いかに
秋風よ
いとせめて
証〔あかし〕せよ かの一ときの団欒ゆめに非〔あら〕ずと。
あはれ
秋風よ
情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼児〔おさなご〕とに伝へてよ
――男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす と。
さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。
関連資料
どんぐり
2013年9月13日(金)記
10センチ位の苗木を植えて7年目。どんぐり(団栗)の実がなりました。
関連資料:
YouTube 川村真洋 寺田寅彦」どんぐり
青空文庫 寺田寅彦 どんぐり
Kindle版 寺田寅彦 どんぐり

赤とんぼ
2013年9月13日(金)記
赤とんぼ
池に張った鳥(鷺)除けの凧糸にとまる赤とんぼ。
♪ 負われて見たのはいつの日か♪
「負われて」は姐や(子守り娘)にオンブされての意。
子供の頃から「追われてみたのはいつの日か」と思って歌っていた。
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倍賞千恵子/ 赤とんぼ


フランク永井 赤とんぼ
渥美清 赤蜻蛉
ツユムシ
ツユムシ
こんな虫が洗面台の辺りに侵入した。害をなすわけでもないので追い出さずにおくと鏡に張り付いたりコップの縁にとまったりしながら今も居ついている。
マツムシの一種と思っていたが調べてみるとツユムシというらしい。
何を餌にしているのか分からないが、もしかして水だけで生きているのかもしれない。
昨日蜘蛛の巣に片足がぶら下がっていたのでついに蜘蛛の餌食になったかなと思ったが鏡の上の壁に片足のツユムシがとまっていた。



田舎の田舎暮らし 焚き火 Open air fire
2013年9月12日(木)記
日暮れ時、畑の片隅で枯れ枝、枯れ草、古材を焼く。
コオロギが鳴いています。
2013年9月11日夕方6時半頃撮影
おいな
2013年9月11日(水)記
柏崎市南鯖石地区に伝わる伝統芸能「おいな」
南鯖石地区合同運動会で録画 唄 行田十九一(とくかず)他 2011年7月 撮影 佐藤武久
飯塚邸にて 2013年7月28日 佐藤武久 撮影





