流れは " ゴールドワーク " へ | さと美の刺繍と仲間達

さと美の刺繍と仲間達

京都洛北の自宅で、刺繍教室を開いています。
オーストラリアの専門学校でヨーロッパの刺繍を学び、帰国して刺繍教室を開いて22年目に入りました。
生徒さんの作品製作過程をご紹介しながら、楽しい教室の様子をご覧いただきたいと思います。

皆様と一緒に刺繍を楽しむサロン

" Embroidery " を主宰する

夜久さと美です




最近教室で

スタンプワークに次いで人気になっているのが

「 ゴールドワーク 」


生徒さんからの制作のご希望と

海外への材料発注のご依頼が

相次いでいます




ということで

先陣を切って制作されている生徒さんの

作品の途中経過をご紹介します


作品のモチーフは

" reindeer ( トナカイ ) "


躍動感のあるトナカイを

ゴールドワークで表現する作品です





先ずは

立体感を持たせたい体幹部分などに

黄色いフェルトを何層かにして縫い付けます





そのフェルトを

様々なゴールドの素材を使って

カバーしていくのが

ゴールドワークの基本的な手法


トナカイのほとんどのパーツは

2本のメタリック糸を並行にして這わせながら

目立たない黄色い糸で固定していきます





背中、前脚、後脚部分が

メタリック糸で埋め尽くされました


糸を這わせるラインの描き方で

筋肉の流れなどが表現出来るので

刺繍糸でステッチするものとは又違った

とても動きのあるものになっています










角も同様に

2本のメタリック糸で

細かな曲線が描かれています






このように、ゴールドワークは

ゴールドの糸を布に通さずに

図案のラインに沿って這わせ

別糸でcouchingするというのが

ポピュラーな手法


ですから、曲線なども自由自在に描けるのです




力強くかつ軽やかなトナカイの完済が

とても楽しみです ニコニコ




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