グランクーペって何? | サトの Web Log

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今年買った新しい愛車はBMWの8シリーズ840iグランクーペという車なのですが、BMWに詳しくない人は「グランクーペって何?」となると思います。


簡単に言うと4ドアのクーペの事をBMWではグランクーペと呼んでいます。「そもそもクーペって2ドアじゃないの?4ドアなら『セダン』なのでは?」というお話ですが、その通りです。窓枠の無い(サッシュレスの)スポーティーなセダン=グランクーペと言っても良いと思います。


しかし、1台だけ例外があります。それは4シリーズのグランクーペです。4シリーズのグランクーペはアウディのA5と同じように、リアに大きなハッチゲートを持つ5ドアハッチバックの構造をとっています。2シリーズと8シリーズに関してはトランクリッドを持つセダンタイプとなります。


 8シリーズのクーペとグランクーペを比較してみました。前と後ろの見た目はほぼ一緒なので、横からの画像での比較です。


2ドアのクーペの方が上下方向に薄く、車体の長さが短いのがわかると思います。ルーフの形状が三角形の山のようですね。


4ドアのグランクーペは、ホイールベース(前と後ろのタイヤの距離)を長くする事によって、後部座席の居住性を向上させています。これにより車体の全長も長くなっています。また、ルーフの形状も変更されていて、後部座席の頭上スペースを広めにとっています。それに伴い、リヤのタイヤの間隔(トレッド)も広くなり、横幅もクーペよりも少しだけ広くなっています。


やはり、クーペはスタイル重視である事がよくわかりますね。後部座席には(少なくとも長距離では)ほぼ人は乗れません。しかし、クーペですからその割り切りで良いのです。


一方、グランクーペはクーペのスタイリングを引き継ぎつつも、実用的に後部座席に人が乗る事を考慮して作られています。なので、このようなプロポーションの違いがあるのですね。


私としては、クーペの方がスポーティーであるものの、ある程度以上の年齢の人ならグランクーペの方が似合うかな?と思います。いずれにせよ、クーペもグランクーペも、両方とも美しいと思います。




まぁ、この写真を見る分には「セダンと何が違うの?」という感じかもしれませんが、



でも、スタイルが綺麗だと思います




自画自賛ですが(^^;;


BMWの同じくらいのクラスに7シリーズというセダンがあるのですが、それと比較するとスポーティーさがよくわかると思います。


7シリーズ↓


7シリーズはショーファードリブンの車といって、オーナーは後部座席に乗って、運転手に運転してもらう事を想定した車です。だから重厚感がありますよね。もっともBMWの車はどれも自分で運転して楽しいと思いますが。


私が、もし車を2台持てるなら、1台は2ドアのクーペ、もう1台はレンジローバーシリーズなどのSUVにするかも知れません。そんなことは出来ないので、真剣に考えたことは無いけれども。