『F-14トムキャット』はアメリカ海軍の艦載機 です。既に退役済みの機体です。まだこの飛行機が主力戦闘機だった頃、トム・クルーズ主演の「トップ・ガン」という映画が作られました。F-14を操縦するトム・クルーズ、カッコ良かったです!
特徴は飛行速度に合わせて後退角が変化する主翼(可変翼)です。これにより、超音速飛行時は空気抵抗を減らし、離着艦時などの低速飛行時にも充分な揚力を確保する事が出来ました。全機複座機(2人乗り)ですが、空軍の『F-15イーグル』と並ぶ名機です。
※ F-14トムキャット
※ 大分、飛行機の絵は描き慣れてきました。iPad様さまです
海軍の航空母艦に着艦するために、正面の視界が歪まないように、キャノピー(風防ガラス)の正面部分は平らな板ガラスになっています。また、海の上を飛ぶのでこの時代のジェット戦闘機はエンジンは2機以上が求められていました。エンジンの信頼性が今より低かったからかも知れません。時代を感じますね。
この飛行機は、前に描いたアニメの『VF-1バルキリー』のモデルになった飛行機です。「この(F-14)戦闘機がロボットに変形したら面白い」という発想だったようです。こちらと似てるでしょ?
※ VF-1バルキリー
※ よく見るとやっぱりバンダイ版VF-1よりF-14の方がカッコいいな
ロボットに変形させる上では、水平尾翼は邪魔だったようで、VF-1バルキリーでは水平尾翼は無くなっています。その代わり、エンジンの排気ノズルが上下偏向ノズルという設定で問題を解決しています。
その他、エンジンは熱核タービンエンジンで700時間巡航できるとか、アニメならではの設定もありますが、この機体のリアルさは当時、とても新鮮でした。
最近では、ラジコンでこのVF-1バルキリーを造って飛ばす猛者もいて(YouTubeで見ました)、長く愛されるアニメなんだなーと思います。
それにしても、最近はラジコンでも小型ジェットエンジンですから、すごいですよね!