タグ・ホイヤー リンク | サトの Web Log

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日々の記憶(忘れないために・・・!?)

15年〜20年くらい前の事でしょうか。ダグ・ホイヤーの『リンク』という自動巻の機械式時計を買いました。




この時計は惚れ込んで買った時計です。手に入れた時は、本当に嬉しかったのを覚えています。

※ 私のタグ・ホイヤー『リンク』の絵を描きましたが、細かくて気力が続かない・・・iPadで描いたからまだいいけど、紙と鉛筆だったら私の技術じゃ描けません (^^; Undoできないし。


時計を単純に道具として考えると、もっと安くて高機能・高性能の時計は沢山ありますが、私はどうしてもギミックやデザインに目がいってしまいます。




この時期のダグ・ホイヤーの最大の特徴は、クロノグラフ(ストップ・ウォッチ機能)が縦目という事でしょうか。これは、使用しているムーブメント(機械部分)が、キャリバー16というETA製のものを使っていたためです。
※ 使っているムーブメントで、針の配置やサイズが決まってきます




その後、自社製ムーブメントの『カレラ』を買いましたが、そのお話はまた今度。




私のリンクのベゼル(周囲のリング)にはタキメーターが付いています。1Kmを走るのに何秒かかるかで速度がわかるというものですが、正直言って使ったことはありません。例えば、1Km走るのに36秒かかったとして、36秒のところのメモリを読むと「100」と書いてあるので、時速100Kmという事が分かるのですが、車で走っていれば、車のメーターをみれば分かる事なので、これを使う事はありません。レースなどをする人は使うのでしょうけど。




それでも、このタキメーターがあると満足できるのです。もしも、これがダミーで実際には動かない物だとしたら、私は全く欲しいとは思いません。『ギミックとデザインが両立して、初めて「欲しい」と思う』これが私にとっての時計なのでしょう。
※ 腕に時計をしたままで値が読みやすいように、タキメーターの90〜200の数字は反対向きに書かれています




タキメーターの他にも、テレメーター(光と音の時間差で距離を測る)やパルスメーター(看護師さんが持ってる、心拍数などが測れるやつ)が搭載された時計もありますが、私としては何故かそれらには食指は伸びません。




リンクシリーズのデザイン上の特徴はS字の部品を組み合わせて構成されたブレスレット部分でしょうか。F1ドライバーだったアイルトン・セナが愛用していたリンクの前身の時計にもS字パーツが少量使われていたのですが、その後彼がダグ・ホイヤーアンバサダーに就任して新たなシリーズ『リンク』を身につけるようになりました。

※ アイルトン・セナ、カッコ良かったですね


このS字ブレスレットはリンク専用ですが、セナの死後、セナの記念モデルの時計を発売する際には『カレラ』や『フォーミュラ』といった他のシリーズでもこのブレスレットを採用するようになりました。




アイルトン・セナは1994年にサンマリノGPでの事故で34歳という若さで亡くなりましたが、2015年にタグ・ホイヤーアンバサダーに再就任しました(その際にも記念モデルの時計が発売されています)。ダグ・ホイヤーのファンやF1ファンにとってはマクラーレン・ホンダを駆っていたアイルトン・セナは今なお大スターです。